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受賞履歴

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当社オンリーワン製品「フレア護岸」が全建賞を受賞

2013年7月2日

株式会社神戸製鋼所

当社はこの度、一般社団法人 全日本建設技術協会が主催する「全建賞」を受賞致しました。受賞対象となった事業は、一般国道10号別大拡幅(大分県東別府・高崎山地区)事業で、事業主は、国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所です。賛助会員である当社と(株)千代田コンサルタントの3者が受賞し、本事業において、当社はオンリーワン製品である「フレア護岸」を納入致しました。尚、授賞式は6月28日(金)に東京都内で執り行われました。

       

受賞技術の概要

当該道路は別府市と大分市を結ぶ、交通量約70,000台/日の重要な幹線道路です。また、台風の常襲地帯であり、高崎山前後4.9㎞区間は越波による「特殊通行規制区間」に指定されているほか、この地域では活断層を発生源とする歴史地震が過去に起きています。代替となる一般道路がなく、事故や越波・地すべり・大規模地震等による災害が発生し、一旦通行止めになると多大な社会的な影響を及ぼすことから、幹線道路としての機能向上が望まれていました。
この課題を解決する一つの手段として、フレア護岸が採用されました。フレア護岸は、従来の直立護岸に対して、緩やかな曲線の形状を持たせて「波返し」をさせる事で、越波を抑える事ができます。その結果、直立護岸よりも護岸高さを約6m低くしつつ、越波を抑えることを可能にしました。また、その他の特長として、景観性や生態系の保護、護岸上部の歩道などへの有効活用、などの利点があります。
当社は今後もフレア護岸の採用を通し、高潮発生時における沿岸部地域の安全確保や環境保護に寄与して参ります。

 

※全建賞
建設技術の発展に寄与することを目的に昭和28年に設立され、以降平成25年度の表彰で60回目となる伝統ある賞です。毎年、全国の協会から候補が推薦され、建設技術の活用並びに公共事業の進め方の工夫等により、特出した成果の得られた、もしくは得ようとする事業及び施策を選考し、これを実施した機関を表彰するものです。本年度は250の事業が推薦され、60の事業が受賞しております。

(ご参考)

授賞式の様子

設置された「フレア護岸」