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受賞履歴

*受賞履歴の内容は発表時のものです。販売が既に終了している商品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

日本鉄鋼協会より技術功績賞を受賞

2015年3月18日

株式会社神戸製鋼所

当社、代表取締役副社長の尾上善則は、一般社団法人日本鉄鋼協会が主催する技術功績賞(服部賞)を受賞しました。表彰式は3月18日(水)に東京大学駒場キャンパスにて執り行われました。

賞の概要

日本鉄鋼協会では、鉄鋼に関する学術・技術の振興及び研究者の育成を目的として、顕著な業績を挙げた人物を表彰しています。技術功績賞(服部賞)は、鉄鋼生産に関する学術・技術上の進歩・発達に顕著な貢献をした人物に贈られる賞です。

受賞概要

受賞者は、特殊鋼条鋼の製造技術・製品開発に携わり、同分野の生産技術の発展・高機能化・高品質化の推進に多大な貢献をすると共に、鉄鋼の生産技術の高度化及び進歩発展に大きく貢献した事が評価され今回の受賞に至りました。主な業績は以下の通りです。

  1. ビレット/ブルーム連続鋳造機の建設・立上げに携わると共に、操業技術を確立し冷間圧造用鋼を対象としたビレット連続鋳造機を国内で最初に稼動させた。また、ブルーム連続鋳造機では2次冷却においてミスト冷却を採用し、鋳片表面品質の向上などに取り組み、特殊鋼条鋼の連続鋳造化の進歩に大きく貢献した。
  2. 温室効果ガス低減やコスト削減のため、部品への加工工程における熱処理工程の省略を可能とした「軟質化線材」や、自動車の軽量化による燃費向上を目的とした「高強度弁ばね用線材」等の製品を開発、製造技術を確立した。また、次世代のニーズを先取りしたマーケティングを推進し、自動車の電子制御用の高磁気特性軟磁性鋼材を商品化した。
  3. 神戸・加古川両製鉄所長としてハイテンや高強度ばね鋼などに代表される高級鋼に対する社会的要請に応えるため、量産に向けた生産体制を構築した。

代表取締役副社長 尾上のコメント

このたびは、このような栄誉ある賞を頂き大変光栄に思います。今回の受賞は、当社のものづくり力を評価いただき、その代表としていただいたものと認識しております。今後は、諸先輩から受け継いだこれらの技術をさらに高めるとともに、高品質な製品の供給を通じて社会へ貢献できるよう努めて参ります。

授賞式の様子