KOBELCOの3つの約束

トップメッセージ

神戸製鋼グループの社会に対する約束事「KOBELCOの3つの約束」のもと、グループ一丸となって持続的に発展すると共に、環境と社会に貢献していきます。

神戸製鋼グループは新しい価値の創造とグローバルな成長を目指しています。その目標に向けてどのような考え方で事業を展開していくのか。また、どのようにCSR活動に取り組んでいくのか。(株)神戸製鋼所 会長兼社長・川崎博也がお話しします。


幅広い分野にわたる複合経営で、事業を通じた環境・社会貢献活動に取り組みます。

神戸製鋼グループは1905年の創立以来、幅広い分野でものづくりを進め、優れた技術や製品を提供することで、環境や社会に貢献してきました。現在の事業領域は鉄鋼、溶接、アルミ・銅などの素材系事業、産業・建設機械、エンジニアリングなどの機械系事業、そして電力事業と多岐にわたっています。このように多くの事業で構成される複合経営を展開していることが、当社グループの大きな特長です。
2016年度に策定した当社グループの中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION “G+”(ジープラス)」において、2020年度、さらにそれ以降を見据え、「輸送機の軽量化」「エネルギー・インフラ」の2つを成長分野として設定しました。2つの成長分野は、当社グループが事業を通じて社会の課題解決に貢献していく中心的な分野でもあり、「素材」「機械」「電力」の3本柱の事業でこの成長分野に注力していきます。

自動車の軽量化による、CO2排出量削減に貢献します。

輸送機は環境負荷低減のため、ますます軽量化ニーズが高まっています。当社グループは自動車分野において、軽くて強い超ハイテンやアルミ製品を通じて軽量化に貢献しています。アルミ事業では、国内で板材、米国で鍛造品の製造設備増強を決定し、さらに米国で新たに押出・加工品の製造・販売拠点を設立しました。また、世界最大手のアルミ板圧延企業である米国ノベリス社と、韓国に板母材の製造拠点となる合弁会社設立を決定しました。
今後も超ハイテンやアルミ製品の高機能化を推し進めると共に、鉄とアルミの接合を軸としたマルチマテリアル化提案を通じて、自動車メーカーの軽量化ニーズに応えていきます。

水素関連ビジネスと電力事業などで、「エネルギー・インフラ分野」に注力します。

「エネルギー・インフラ」分野では、水素関連ビジネスに注力しています。水素ステーションの実運用に近い形でさまざまな運転パターンの検証が可能な「水素ステーション総合テストセンター」を昨年設置、市場ニーズに合った製品開発を進めています。今年2月には国内メーカーでは初となる、米国の定置式水素ステーション向け水素圧縮機と関連機器も販売開始しました。水素ステーション向けユニットの開発を進め、国内外の燃料電池車の需要拡大に備えていきます。
最後に電力です。2002年から電力卸供給事業として本格的にスタートした神鋼神戸発電所に加え、栃木県真岡市に125万kWのガス火力発電所を建設中で、2019年から2020年にかけて稼働予定です。神戸においても、地域の皆様のご理解を得ながら、2021~2022年度稼働に向けた新たな発電所建設のプロジェクトが進んでいます。電力の安定供給に貢献する第3の事業の柱として、基礎を固めていかなければなりません。

国内・海外で社員が積極的に多彩な社会貢献活動を行っています。

国内の各事業所では、地域の子ども達への楽器・教材の寄贈や、道路の清掃活動、お祭りやイベントの開催など、地元に貢献するさまざまな活動を積極的に行っています。海外の事業所でも現地の文化や慣習を尊重しながら、学校への学用品の寄贈や募金活動などの社会貢献活動を行っています。
2013年度からスタートした「KOBELCO GREEN PROJECT」では、グループ社員が主体的に行う森林整備活動や、児童館出前エコ教室などの環境貢献活動を推進しています。また、子ども達に自然を大切にする心を育んでもらう「KOBELCO森の童話大賞」は2016年度で4回目を迎え、全国の小中高生から寄せられた作品から選ばれた金賞受賞作が絵本化され、後援自治体の学校や図書館に寄贈されています。
ラグビーをはじめとするスポーツを通じた社会貢献も、当社グループのCSR活動の一環です。ラグビーの裾野拡大と高校生ラガーの育成・強化を目的に高校ラグビーを支援しています。花園大会の特別協賛や合同チームによる夏の大会「KOBELCO CUP」の開催により、男子・女子ラグビーの支援を行い、2019年のワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックなどに向けた日本のラグビーの振興に貢献しています。

社会に対する約束事であり、グループで共有する価値観である「KOBELCOの3つの約束」。

企業が一定の収益を確保し、成長し続けるためには、取り巻く環境の変化に適応し、常に変革を遂げていくことが求められます。企業が変わるということは、企業を構成する社長、役員、社員を含む全ての人達が、現状に安住することなく、絶えず「変わり続ける」必要があるということです。当社グループは昨年、中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION “G+”」として「素材」「機械」「電力」の3本柱の事業体確立を目指した新中期経営計画をスタートしました。現在、その達成に向けたさまざまな戦略的な取り組みを推し進めており、これらが随時実行段階に入る重要な局面に差し掛かっています。
また、変化の激しい時代、かつ多様な価値観が存在する中で、当社は「働き方変革活動」や「ダイバーシティの推進」などの取り組みも開始しています。
このような状況において、改めてグループ全体の「核」となる価値観を共有し、グループ全員の思いを一つにする拠り所が必要と考えました。このため、2006年に策定した「企業理念」に今一度立ち戻り、グループ全員でこの価値観を意識・共有するための取り組みを開始することとしました。
そして、企業理念を、CSR、コンプライアンス、安全、品質管理などを含めた全ての企業活動に落とし込み、グループ内外に浸透させていくことによって、当社グループの持続的発展および企業価値向上を目指します。
今回、グループ全体の理念であることを分かりやすく示すため、「企業理念」を「KOBELCOの3つの約束」と呼ぶことに変更します。3つの約束は、当社グループの社会に対する約束事であり、グループ全体で共有する価値観を示しています。

「KOBELCOの3つの約束」を実現するための、役員・社員全員の行動規範を策定しました。

「KOBELCOの3つの約束」を果たすために、全社員が守るべき誓いとして「KOBELCOの6つの誓い」を新たに作り、全社員の行動規範としました。今後、この「KOBELCOの3つの約束」と「KOBELCOの6つの誓い」について、私自身の言葉で社員に語りかけ、対話をしていきます。私が最も大切にしている言葉である「行動」、すなわち「行って相手を動かせ、行けば相手は動いてくれる」を実践し、信念を貫く覚悟でこの活動に取り組みます。
社長も社員も一つになって、「誇り」「愛着」「魅力」あふれる企業集団を作り上げ、当社グループの持続的発展に向けた変革活動として「KOBELCOの約束 Next100プロジェクト」と名付けた次の100年に向けた活動を開始します。これからの神戸製鋼グループに、ご支援・ご鞭撻のほど、お願いいたします。

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