統合報告書2018 付属資料

資源循環対策

神戸製鋼グループは、限りある資源を有効に活用するために、生産工程・オフィスにおいて廃棄物の発生抑制に取り組んでいます。生産工程から得られる副産物などの付加価値を高めたり、新規利用用途の開発・導入により、積極的にリサイクルを進めています。また、出荷する製品の梱包仕様の見直しによる再利用や、オフィス系業務では、会議資料の電子化・IT化などをグループ全体で積極的に進めることにより、紙資源使用量の低減に努めています。

廃棄物発生抑制とリサイクルの推進

神戸製鋼グループ(国内・海外グループを含む)では、2017年度に総計491万トンの副産物が発生しており、歩留向上や副原料の使用量削減による発生量の低減に加え、副産物の再資源化を推進した結果、グループ全体での再資源化率は96.2%に達しています。また、最終埋立処分量は、15.6万トンとなりました。

神戸製鋼グループ(海外含む)の副産物発生量と事業部門別内訳

副産物発生量

各事業部門(国内)の主な取り組み

事業部門 副産物発生抑制・埋立処分量削減のための取り組み事例
鉄鋼 鉄鋼スラグの発生量削減、新規用途の開発
ダスト類のリサイクル技術の開発
溶接 分別による廃フラックスの路盤材やセメント原料へのリサイクル
製品包装材料の再利用
アルミ・銅 アーク炉灰のリサイクル化
機械 梱包材の強度を高めることによる通い箱化
電力 石炭灰や排煙脱硫装置での副生品である石こうのリサイクル化

海外グループ会社の取り組み

会社名 廃棄物発生抑制・埋立処分量削減のための取り組み事例
神鋼線材加工(佛山)有限公司(KWPF) 薬剤の性状変更による包装材の廃止
Kobelco Welding Asia Pacific Pte. Ltd.(KWAP) 残材の再利用
Kobe MIG Wire (Thailand) Co., Ltd.(KMWT) クーラントオイルの長寿命化
Kobelco Welding of Europe B.V.(KWE) 分析方法の改善による分析廃液の削減
パレットのサプライヤーへの返却
Kobe Welding of Korea Co., Ltd.(KWK) 梱包材の再利用
Kobe Precision Technology Sdn. Bhd.(KPTEC) 操業上の効率改善による廃棄物の発生量抑制
神鋼汽車鋁部件(蘇州)有限公司(KAAP-C) 残材の再利用

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