株主代表訴訟の終結について


2002年4月5日

株主代表訴訟の終結について

株式会社神戸製鋼所
代表取締役社長 水越浩士

 当社の元役員が平成11年に商法違反による摘発を受けたことに関連し、当社の元役員および現役員に対する株主代表訴訟が神戸地方裁判所に提起され、以降約2年にわたって責任の所在の有無等につき審理と検討が進められてまいりました。
 このような事態を招来いたしましたことは、当社としても遺憾の極みであり、株主各位および関係各位の皆様に対し、あらためて衷心よりお詫び申し上げます。
 昨今の厳しい経済情勢のもと、当社が属する業界においては、業界再編成や事業の統廃合等の動きが活発化しております。本訴訟を早期に解決し、役員一同一丸となって難局の打開に取り組むことが当社ひいては、株主各位の利益に資すると判断する次第であります。
 今般、本訴訟の原告、被告および当社の間で本件の問題点についての認識を一致させることができたので、和解手続と一部役員の認諾手続きにより本訴訟を終結する運びとなりました。
 株主各位および関係各位の皆様には、長きにわたり、ご心配とご迷惑をおかけしましたが、商法違反による摘発と本訴訟を教訓といたしまして、これからは、万全なコンプライアンス・チェック体制の確立と時代の要請であるコーポレートガバナンスの推進に全社をあげて取り組む所存であります。
 今後、当社役員一同、企業として果たすべき社会的使命を忘れることなく、社業の発展に邁進してまいる所存でありますので、皆様におかれましては、倍旧のご支援、ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

以上


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