米国アルミ鍛造工場の鍬入れ式開催について


2003年10月9日
(株)神戸製鋼所
三井物産(株)
豊田通商(株)

米国アルミ鍛造工場の鍬入れ式開催について

 米国で自動車サスペンション用アルミ鍛造部品の製造・販売を計画している合弁会社「コウベ・アルミナム・オートモーティブ・プロダクツ(Kobe Aluminum Automotive Products LLC:以下 KAAP)」社は、現地時間の10月10日に、ケンタッキー州ボーリンググリーン市で、工場建設に向けた鍬入れ式を行います。この式典には、地元からポール・パットン ケンタッキー州知事をはじめ郡や市の関係者、日本から(株)神戸製鋼所水越社長、矢野副社長、大城常務執行役員、三井物産(株)田坂執行役員、豊田通商(株)山内取締役をはじめ、日米両国の関係者が総勢100名程度出席を予定しています。今後、2005年6月の操業開始を目指し、本格的な建設工事に入ります。

 北米市場において日米両自動車メーカーは、安全対策や装備充実によって車両重量が増加傾向にありながら、一方で環境規制をクリアするために、軽量化の必要性に迫られています。加えて、日系自動車メーカー各社が購入資材のグローバル調達を推進していることから、部材納入メーカーは日米同時生産に対応出来る現地供給体制の確立が必要となっています。
 こうしたことから、(株)神戸製鋼所、三井物産(株)、豊田通商(株)の3社は、新たに米国において受注を拡大するためには、現地に生産拠点を持つことが不可欠であるとの結論に至り、KAAP社を共同出資で本年7月に設立しています。

以上

<補足>
[合弁新会社 概要]
社名 )Kobe Aluminum Automotive Products LLC
所在地 )米国ケンタッキー州ボーリンググリーン市
代表者 )未定(神戸製鋼から選任の予定)
資本金 )14,000千ドル
出資比率 )神戸製鋼:三井物産:豊田通商=60%:25%:15%
従業員数 )約80名(フル生産時予定)
設立/稼動 )2003年7月会社設立、2005年6月生産開始の計画
[新工場 概要]
土地 )32.6エーカー(約130,000u)
建物 )工場棟1棟、事務所棟1棟(合計、約10,000u)
主な設備 )連続鋳造設備、6,300トンメカニカルプレス、熱処理設備
総投資額 )約40億円
売上高 )2006年 25,000千ドル目標


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