ドイツ太陽電池メーカーとの業務提携および太陽光発電システム分野への本格参入(1999年11月18日)


                                 1999年11月18日

  ドイツ太陽電池メーカーとの業務提携および太陽光発電システム分野への本格参入
          〜高層マンションや救護施設向けに相次ぎ受注〜


 当社はこのほど高層マンションや救護施設向けに太陽光発電システムを相次いで受注し
ました。これは本年4月にドイツの太陽電池メーカー大手(*1)Angewandte Solarenergie
-ASE GmbH社(以下ASE社)と、国内における太陽電池パネル販売について業務
提携を締結したことによるものです。
 今回の1・2号機の受注を機に、国内の太陽光発電システム分野へ本格参入し、2000
年度には太陽電池パネル販売も含めて合計出力1,000kwの太陽光発電システムの受注
を目指します。

 太陽光発電システムは、太陽電池パネルと、電気を直流から交流に変換するインバータ
(直交変換装置)、これらを接続する配線などから構成されます。
 太陽電池パネルは薄板状のシリコン半導体に太陽光を当てて直流電気に変換する装置で
あり、地球環境保全に貢献するクリーンな太陽光をエネルギー源としており、人工衛星から
電卓まで多方面で使用されています。
 太陽電池が環境にやさしいクリーンエネルギーであること、余剰電力の売電が可能である
こと、さらに新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や新エネルギー財団(NEF)
などが補助制度を設けて普及促進に取り組んでいることなどから、国内の個人住宅用太陽光
発電システム設置件数は昨年度実績約8,500件に対して、本年度上期で既に8,000件を
越え、一般住宅や公共・民間設備などを中心に急増しており、本年度の国内太陽光発電システム
の市場規模は70,000kwと推定されております。

 このような状況下で、地球環境対策の観点から新エネルギー利用技術の開発に積極的に取り
組んできた当社は、独自の製造プロセスにより優れた競争力と実績を有するASE社と業務
提携し、国内の太陽光発電システム分野へ本格的に参入することを決定致しました。
 当社はエンジニアリング技術と幅広い材料/加工技術を最大限に活用して、ASE社製太陽
電池パネルの販売だけでなく、システム全体の設計から施工までも一貫して手掛けます。

 当社は神戸市弓木町の高層マンション(45kw:2000年7月完成予定)向け太陽光
発電システムの受注に引き続き、山口県の救護施設(20kw:2000年2月完成予定)
からも今月受注しており、その他に個人住宅向けなどでも既に引き合いがあります。
 今後は公共/産業向け中大型設備への参入を早急に開始するとともに、主に新築および
リフォームなどを対象とした一般住宅への販売についてもハウスメ−カ、建材メ−カ、代理店
を通して積極的に営業展開する予定です。

<ASE社製 太陽電池パネルの特長>
(1)(*2)EFGプロセス採用による高性能化、低価格化
 太陽電池用シリコンウェハの製造にEFGプロセスを採用しているため、従来プロセスに
比べて、製造工程の大幅削減、歩留り向上、低純度粉末シリコンの使用などが実現可能になり、
さらに変換効率(入射した太陽の光を電気に変換できる割合)は14.5%と、多結晶シリ
コン太陽電池としてはトップクラスの性能を有するため、高性能で安価な太陽電池パネルが
製造できる。

(2)太陽電池パネルの大型化による工期短縮、施工コスト削減
 大型太陽電池パネルの製造技術も有しており、一枚の太陽電池パネルで世界最大の公称最大
出力300Wを有する製品をシリ−ズ化している。これにより施工期間の短縮化を実現でき低価格
化に寄与できる。

(3)高層ビルやガラス建築物に最適な2重ガラス太陽電池パネル
 2重ガラス構造(ガラス+太陽電池セル+ガラス)の太陽電池パネルを標準品として供給が
可能であり、通常の背面樹脂封止構造の物に比べると、剛性強度が高く、耐候性、耐腐食性、
耐久性なども優れているため、耐風圧強度の要求される高層ビルやガラス建築物に最適である。


(4)高意匠性、環境配慮による幅広い用途展開
 結晶系、アモルファス系両仕様の2重ガラス製の半透明太陽電池やカラー結晶太陽電池を
有し、ルーフトップやビル壁面などに適用実績を有している。
 また環境に配慮して太陽電池パネルには一切鉛を使用していない。

*1ASE社の概要
会社名:Angewandte Solarenergie-ASE GmbH社(エーエスイー ゲーエムベーハー社)
社長:Dr.Winfried Hoffmann
本社:ドイツ アルツェナウ市(フランクフルト近郊)
売上高:10.8millionDM(1998年8月期:約6億円)
従業員数:120名(1998年8月末)
事業内容:太陽電池セルおよび太陽電池パネルの製造・販売

*2EFGプロセス
  定形エッジ薄膜成長(Edge Defined Film Growth)法と呼ばれるプロセスで、溶融
 シリコンを正八角形の薄膜結晶の状態で上方へ引き上げることにより、中空状の八面
 体を製造し、レーザーで10cm四方もしくは10cm×15cmにカットしてウエ
 ハを取り出すプロセス。
以上


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