米国パイプ事業の譲渡について


                             1999年12月3日

            米国パイプ事業の譲渡について
     〜Lorain Tubular Company,LLCの当社出資持分をUSX社に売却〜

 当社は、USX社との折半出資による米国パイプ部門合弁会社「Lorain Tubular
Company,LLC」(以下 LTC)における当社全出資持分をUSX社に譲渡することで、こ
のほど基本合意しました。年内に譲渡を完了する予定です。

 当社とUSX社は、1989年7月にUSX社のロレイン製鉄所に折半出資してUSS/KOBE
Steel Company(以下 USS/KOBE)を発足し、設立以降1995年まで7期連続の黒字を
達成するなど順調に事業展開を図ってまいりました。ところが、棒鋼・線材市場での
市況ダウン及びパイプ需要の極端な冷え込みにより、1996年以降赤字計上を余儀なく
されてきました。こうしたなかで、USS/KOBEの棒鋼・線材部門は、本年8月に2社の
米国電炉メーカーと合併し、米国の高級棒鋼・線材市場でのトップシェアを有する新
会社「Republic Technologies International,LLC(RTI)」としてスタートしています。

 一方、残るUSS/KOBEのパイプ部門については、当社とUSX社がそれぞれ50%のシ
ェアを有するLTC社を設立しましたが、USX社から持分譲渡の打診を受け、詳細検討
の結果、将来にわたっての収益性が不透明であることに加え、目立ったシナジー効果
が期待しにくいとの判断のもと、今回の売却を決定したものです。

 今回のパイプ部門の譲渡により、当社の米国鉄鋼事業は、RTI社、USX社との合弁に
よる溶融亜鉛めっき鋼板製造販売会社「PRO-TEC Coating Company(PRO-TEC)」、神鋼
商事、日商岩井との合弁による鉄粉製造販売会社「Kobelco Metal Powder of
America ,Inc.(KOMPA)」となります。PRO-TEC社では1998年に第2めっきラインを増
設し、自動車向けを中心とした旺盛な需要に対応しています。また、KOMPA社も今年
で操業10周年を迎え、米国粉末冶金業界で確固たる地位を占めています。

 当社では、現在推進中の『事業の選択と集中』を徹底し、収益力の高い事業に経営
資源を重点投入していくことを重要な経営課題として位置づけておりますが、今回の
譲渡もその一環です。

                                   以 上

(ご参考)
【Lorain Tubular Company,LLCの概要】
社長:T.A.Coughlin
本社:オハイオ州ロレイン市
設立:1999年8月13日
従業員数:約500人
事業概要:シームレス鋼管の製造
設備:No.3鋼管工場(大径管 270〜660mm)能力31,000ST/月
   No.4鋼管工場(小径管 48〜114mm) 能力30,000ST/月



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