ロボット事業の再編について


                            1999年12月17日

             ロボット事業の再編について
〜塗装ロボット事業を川崎重工へ、ハンドリングロボット事業をオークラ輸送機へ移管〜

 当社は、現在推進中の『事業の選択と集中』の一環として、このほどロボット事業
を再編することとなりました。
 塗装ロボット事業については川崎重工業株式会社(以下 川崎重工)に事業移管を
する方向で川崎重工と詳細検討を開始しました。また、ハンドリングロボット事業に
ついてはオークラ輸送機株式会社(以下 オークラ輸送機、本社:兵庫県加古川市、
代表者:大庫良一氏、tel:0794−26−1181)に事業移管することですでに基本合意し
ています。今後の具体的な協議を経て、両事業とも2000年4月を目処に移管を実施す
る予定です。

 当社の塗装ロボット事業は、1973年に国内で初めて塗装作業のロボット化・自動化
に取り組んだ企業として、これまで国内トップの納入実績を持ち、ユーザーより絶大
な支持を得てきました。
 また、ハンドリングロボット事業では、主に食品・医療・化粧品など多様な分野で
の包装・入出庫工程の自動化に寄与するロボットとして1993年に新規参入し、当社の
ロボット事業においてアーク溶接ロボット、塗装ロボットに次ぐ第3の柱として位置
づけ、着実な成果を上げてきました。

 ところが、事業環境の悪化と競争の激化に伴い、近年のロボット事業の業績は苦戦
を余儀なくされています。当社ではこうした状況を打開するために、あらゆる角度か
ら徹底したコストダウンや要員合理化を図るとともに、1999年4月に塗装ロボット及
びハンドリングロボットの製造拠点を豊橋FA・ロボットセンターから高砂製作所に
移し、生産の効率化と資産の有効活用を図ってまいりました。

 ロボット事業は将来とも有望な事業との認識に変わりはないものの、『事業の選択
と集中』を徹底し、収益力の高い事業に経営資源を重点投入していくという経営課題
に対して、厳しい事業運営を強いられているロボット事業については、より抜本的な
対策が必要という状況にあります。このような状況の中で、他社への事業移管の検討
の機会を得、当社にとどまるよりもむしろトップメーカーの川崎重工・オークラ輸送
機と一体化することで、それぞれのロボット事業の一層の飛躍が図れると判断したも
のです。

 川崎重工は日本初の国産産業用ロボットを1969年に開発して以来、主に溶接・ハン
ドリングなどの分野で国内外で数多くの実績を有しており、産業用ロボットのトップ
メーカーとして確固たる地位を占めています。

 また、オークラ輸送機はコンベヤ業界で圧倒的なシェアを持つほか、製品のパレッ
ト積みを行うパレタイジングロボットやその他搬送機器設備の製造・販売で強みを発
揮しています。

 今回の事業移管により、当社より必要な技術、資産、人員を継承し、川崎重工なら
びにオークラ輸送機のロボット事業と一体運営を図ることになります。これにより製
品ラインアップの充実による一層のサービス強化と、各社がこれまで培ってきた技術
を融和・発展させることで、より幅広いユーザーニーズに対応することが可能になる
ものと期待されます。また、移管にあたっては、ユーザーに対する供給責任やすでに
納入しているロボットのアフターサービスの継承が重要な要件であり、その意味にお
いても両社は申し分ないものと考えています。

 なおこの結果、当社におけるロボット事業は、アーク溶接ロボット事業のみとなり
ます。アーク溶接ロボット事業については1999年4月に電子・情報カンパニーより溶
接カンパニーに移管し、製造拠点を豊橋FA・ロボットセンターから藤沢工場に再配
置しました。国内トップシェアの溶接材料との組み合わせで開発・生産・販売を行い、
今後とも最先端の溶接技術を基盤としたロボット開発を目指すとともに、溶接材料ビ
ジネスへのシナジー効果も活用しながら、溶接カンパニー全体として着実に事業強化
を図っていく考えです。


                                   以 上

(ご参考)
オークラ輸送機株式会社の概要
本社:兵庫県加古川市野口町古大内900番地
資本金:13億3千万円
売上高:244億9,698万円(1999年9月期)
従業員数:696名(1999年9月現在)




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