KOBELCO森の童話大賞に関する、大きなこと小さなこと、色んな事を発信していきます。
こんにちは!
KOBELCO森の童話大賞事務局、みやです。
昨日、神戸市内の小学校では卒業式でした。
6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
第4回小学生の部金賞受賞の古角さんも、6年生ですね。
卒業式は終わったかしら?
みなさん新しい門出ですね。
さてさて。
今日のブログは、「絵本ができるまで」の番外編です。
前々回その15で、絵は完成していましたね。
でも、それで終わりじゃないんです。
絵本になる前のもう一段階の作業を見ていきましょう。
事務局に、届きました、この子達。
おぉ!と感慨ひとしおなんですが、実はまだ絵本ではありませんよ。
こんな感じで、絵本にするときに使う紙を使って、印刷をしてみましたと言うお試し刷りみたいな感じ。
色校正と言います。
ほらほら、まだ糸で綴じてません。
こうやって、こんな感じで絵本になりますよ、って所を見ます。
私たち事務局は、これで、最終の誤字や脱字、文字の色なんかを見ますが、
絵を描いた絵本作家さんはどんな視点で見るんでしょう?
Rokoさんに聞いてみました。
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絵本の色校正。
原画と印刷の色が違うのは当たり前。
紙とインクの相性もあるし、色の限界もある。
その中で、最善の色を選んで、調整しながら作っていただきます。
第1回の絵本は、何度も色の調整をしましたが、
第4回を迎え、イメージと異なることはずいぶん減りました。
今回も、原画の色は出ていない所もありましたが、
それはそれで、森の感じが出ていたので、OKにしました。
Roko
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ふむふむ。
印刷で原画通りの色を再現するって、大変なんですね。
実際、世の中の印刷物を原画と見比べる経験なんて全くないので知りませんでした。
ちなみに、Rokoさんいわく、
特に「緑」と「ピンク」が原画通りの色が出にくいそうです。
KOBELCO森の童話大賞の絵本は、森を表現するためにも、緑をたくさん使うでしょうし、
印刷過程での色調整は、大変そうですね。
ナルホド~。
また一つ、絵本ができるまでの過程を知ることができました。
こうやって、また一歩絵本の完成に近づくのですね!!