

中型スクリュコンプレッサがグレードアップ
1995年10月23日 中型スクリュコンプレッサ 15kWと22kWのグレードアップ
について
当社はこのほど、中型スクリュコンプレッサのうち「エアーメイト」シリーズの
15kWと「ハンサム」シリーズの22kWをグレードアップし、『ハンサム』シリ
ーズとして12月1日より販売を開始します。販売価格・販売目標台数はそれぞれ以
下の通りです。(「エアーメイト」シリーズの15kWは、今回のグレードアップを
機に「ハンサム」シリーズに編入します。)
<グレードアップした機種の概要>
モータ出力 : 15kW、22kW
運転制御方式 : iタイプ及びbタイプ
ドライヤの有無: ドライヤ一体型及びコンプレッサ単体型
販売価格帯 : 163万円~ 314万円
販売目標台数 : 2機種8モデル合計2000台(初年度)
当社は汎用コンプレッサとして超小型から超大型クラスまでの製品メニューを揃え
ておりますが、特に中型クラス (15kW~75kW) ではトップシェアを誇っております。
今回のグレードアップでは中型コンプレッサの主力機種であり、かつ当社のユーザー
からの機種構成の多様化への要望が強かった15kWと22kWを対象としており、コ
ンピューター制御による高機能型(iタイプ)と標準機能型(bタイプ)の2バージ
ョンをそれぞれに設定しより幅広いユーザーニーズに応えることを目指しました。
従来の15kWクラスは主に生産規模の比較的小さい事業所のメイン設備としての
必要充分の機能があればよいとされてきました。しかし近年、経済情勢を反映した省
エネ・省力指向が高まり、より高機能で管理の手間が省ける機種が求められるように
なっております。
また22kWクラスは主に生産規模の大きな事業所の小型機種として、高い機能が
要求されているものの、必要充分な機能があればよい、とするユーザーも増えています。
そこで今回のグレードアップで、「エアーメイト」シリーズの15kWにITCS
制御(*1)による自動運転機能と自己診断機能を持った『iタイプ』を追加設定し、
『ハンサム』シリーズに統合しました。また『ハンサム』シリーズの22kWには一
般的なP-U切替式(*2 )の『bタイプ』を追加設定しました。
『iタイプ』は信頼性・経済性等の「よりシビアな要求」に対応しています。特に
省エネ・省力指向に従来以上に取り組みITCS制御による自動運転機能と自己診断
機能を持たせることで、節電によるコストの低減及び機械の日常点検や保守管理作業
の簡素化を実現しました。自動運転機能は、空気圧力の変化パターンの把握や空気使
用量の予測計算を行い、よりきめ細かい運転制御によって電力消費を最小限に抑える
機能です。また自己診断機能は、機械内部の各種センサーで機械の状態を常時監視し、
万一の異常発生時に保守作業を促してコンプレッサの突然停止を最小限にする機能で
す。
そして『bタイプ』は、11kWまでの小型クラスの流れを組むP-U切替えの運転
方式を採用して、コンプレッサとしての基本性能をより一層充実させました。
更に、高負荷ベアリングの採用による本体オーバーホール期間の延長(6年間)や
長寿命ポリVベルト採用によるベルト調整期間の延長(原則的に4年間)を図って日
常メンテナンスの効率化や耐久性を向上させたほか、内部機器レイアウトの効率化に
よる本体容積の縮小化(約10%~12%縮小)を図るなどコストパフォーマンスを
高めました。
近年、汎用コンプレッサは工作機械・精密機械加工など一般的な製造業におけるエ
アー源として使用されているのを始め、クリーニング業、歯科医、ゴルフ場、ガソリ
ンスタンド、印刷業、運送業、石材業、建材加工業、建設業など、より人々の生活に
密着したあらゆる分野において、極めて重要且つ必要不可欠な機械装置として急速に
普及してきました。当社は、このような市場用途の拡大に対応し、1993年4月に上
市した中型機種『ハンサム』シリーズをはじめとして、1994年5月に 1.5kW~ 3.7
kWの『助さん』シリーズ、今年3月に 5.5kW~11kWの『エアーメイト・マーチ』
シリーズと、続々と新型機を開発・上市し、超小型クラスから超大型クラスまで製品
メニューを拡充させてきました。今回の中型クラスのグレードアップも市場ニーズに
よりマッチした商品をユーザーに提供する為のものであり、当社は今後もコンプレッ
サ事業を積極的に展開してゆきます。
今回、グレードアップされた機種の主な特長は以下の通りです
○ユーザーのニーズに合わせた2バージョン化
先進のコンピューターシステム「ITCS」を搭載した高機能型『iタイプ』と、
基本性能をより一層充実させた標準機能型『bタイプ』の2バージョンをラインナ
ップし、ユーザーの使用形態によって機種選定が出来るようにした。
○日常メンテナンスの効率化と耐久性の向上
・高負荷ベアリングの採用により本体のオーバーホールの期間を6年間に延長
(従来は4年間)した。
・『iタイプ』では電子モニターによって、必要なメンテナンスを促す。また
『iタイプ』『bタイプ』共に、独自の水分除去機能によって日常のドレン
抜きは不要とした。
・長寿命のポリVベルト採用により、原則的に4年間、ベルト調整を不要にした。
また、コベルコ独自の潤滑剤スーパールブを採用したことにより、4年間潤滑
剤の交換を不要にした。
○小型化・軽量化
内部機器レイアウトの効率化により本体の容積を従来比で10~15%縮小。
質量も従来比で6~8%減量することが出来た。
○作業環境の改善につながる低騒音化・音質改良
『エアーメイト・マーチ』で定評ある2BOX構造の採用によって機械内部の空
気の流れをスムーズにし、サイズ縮小を実現しながらも従来機と同等のクラス最小
レベルの低騒音値(55 ~57db) をキープし、同時に不快な周波数音域の発生を抑え
て音質をマイルドに改善した。
以 上
<語句説明>
*1.ITCS(Intelligent Total Control System)
コンピュータを使って機械の運転を総合制御する先進性ある装置システムの名称
*2.P-U切替え
エアーを断続的に使用する場合に経済的な自動発停制御(Pモード)と、エアー
を連続的に使用する場合に効果的なアンロード制御(U哭爪)を任意に切替え出来る
方式
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