チェンサイクル・ガスタービン・コジェネレーション設備受注について
チェンサイクル・ガスタービン・コジェネレーション設備受注について
当社(機械エンジニアリング事業本部産業機械本部)は、このほど日新製鋼(株)市
川製造所殿(千葉県市川市高谷新町)向けにチェンサイクル・ガスタービン・コジェネ
レーション設備を受注しました。本設備は、本年11月に稼働予定となります。
当社は昨年2月に米国IPT社(INTERNATIONAL POWER TECHNOLOGY )と技術提携し、
同社が開発・実用化したチェンサイクルシステム(発電出力と送出蒸気量のバランスを
任意に変えることが出来きる熱電可変システム)を導入し、最新型航空機転用蒸気噴射
式ガスタービンを用いたコジェネレーション設備として商品化しました。
今回受注した設備は、天然ガス(都市ガス 13A )を燃料とした同型システムとしては
国内1号機であり、ガスタービンの排熱によって発生させた蒸気をガスタービン燃焼器
へ噴射することにより、出力をシンプルサイクル運転時の4200kWから蒸気噴射最
大運転時には6200kWまで引き上げることができます。また、本設備は排熱回収ボ
イラーに追焚機能を有しており、チェンサイクル運転時においても必要なプロセス蒸気
量(最大約6トン/h)を確保することが可能です。
※米国IPT社:
チェン博士が1974年に設立、1980年よりアリソン社製の「501-KBエンジン」をベース
にチェンサイクルの商品化に着手し、1983年にデモ運転を行った会社。
発電プラントの運転・点検業務を行うとともに、これら運転来歴、実績に基づいたデ
ータ、ノウハウに関するパテントを米国内外に所有しており、これらのライセンジン
グビジネスも手掛けている。
本 社:米国カルフォルニア州フォスター市
社 長:BENJAMIN F.HEIL,Jr
従業員:約40名
チェンサイクル の世界での実績:29基 (建設中のものを含む)
※最新型航空機転用蒸気噴射式ガスタービン(米国アリソン社製):
アリソン社のベストセラーエンジンである「501-KB」をベースにして、排熱回収ボイ
ラーで発生した蒸気を燃焼器に噴射することにより高出力を得ることができる高性能
ガスタービン
以 上
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