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「スチームスター」

年6,000時間稼動で最大440トンのCO2を削減「スチームスター」
年6,000時間稼動で最大440トンのCO2を削減
スクリュ式小型蒸気発電機・スチームスター
~第37回日本産業技術大賞・内閣総理大臣賞を受賞~
スクリュ圧縮機技術を長年培ってきた神戸製鋼グループ(神戸製鋼〈機械エンジニアリングカンパニー、技術開発本部〉、神鋼商事、神鋼造機)と蒸気利用技術のスペシャリスト・TLVが共同開発した「スチームスター(旧呼称 M.S.E.G.)」。このスチームスターは、工場などの製造過程で出る蒸気を活用するスクリュ式蒸気発電機です。神戸製鋼が得意とするオイルフリースクリュ圧縮機で培ったスクリュ技術を用いたもので、低圧少量の蒸気でも効率良く発電できるのが特長です。

多くの工場では、発生した蒸気は場内の給湯・乾燥などに使われますが、スチームスターを使えばそれらに加え発電効率60%という世界最高レベルの発電も可能です。年6,000時間稼動で最大440トン(※)のCO2削減に貢献できます。国内にある約25万台の小型ボイラの1割がスチームスターを導入すれば、年間1,100万トン(※)ものCO2の発生を抑えられると試算されています。蒸気の従来以上の活用による省エネ、そしてCO2排出削減を実現する画期的な製品です。また発電機盤や制御盤をパッケージ内に一体化したことで、スペースをとらず導入費用削減を図ることができます。

※MSEG132Lの場合

下記のスチームスター(M.S.E.G.)のホームページでも詳しく紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
M.S.E.G. Micro Steam Energy Generator スクリュ式小型蒸気発電機

スチームスター
第37回日本産業技術大賞・内閣総理大臣賞受賞
スチームスターは第37回日本産業技術大賞で内閣総理大臣賞を受賞しました。歴代の内閣総理大臣賞には、新幹線や航空機、瀬戸大橋など時代を代表する技術が輝いてきましたが、今回は産業の発展と地球環境の保全に貢献できる点が高く評価され、スチームスターが選ばれました。
関連リンク
スクリュ式小型蒸気発電機『スチームスター』の新機種(高出力機種)の発売について
〜これ迄使われていなかった蒸気エネルギーを有効利用することで、省エネ・CO2削減に貢献〜

*「スチームスター」の商標権、その他一切の権利は、神戸製鋼に帰属します。