品質不適切行為に対する対応方針

(2018年5月18日更新)


当社は、今回判明した不適切行為に対し、以下の4つの考え方に沿って対応を進めています。

1. 製品・サービスの安全性

不適合製品を使用したお客様の製品に係る安全性の検証を最優先で進めて参ります。

  • 2017年4月から品質に係る自主点検や監査を順次進め、その過程で、アルミ・銅事業部門を中心とする不適切行為が発見され、当該製品の出荷は即時停止しました。
  • お客様の多大なるご協力のもと、安全性の検証を鋭意進めておりますが、現時点までに、即時使用を停止する、または直ちに製品を回収することが必要であると判明した事案は確認されていません。

    「安全性の検証状況」については下記リンクからご確認いただけます。

2. 企業としての責任

世の中に与えた影響に対する責任を認識するとともに、再発防止に向けて必要な全ての対策を講じて参ります。

  • 自主点検や監査を通じた不適切行為の発覚を受け、2017年9月よりお客様への説明を開始し、同年10月8日以降順次公表して参りました。
  • 2017年10月26日に設置した「外部調査委員会」のもと、徹底的な事実確認や原因究明を進め、2018年3月6日に再発防止策を含む、当社の報告書を公表致しました。
  • この様な事態を引き起こした真の要因を把握し、二度と同様の事態を引き起こさないための再発防止策の立案とその徹底した実行こそが、当社の経営が果たすべき責務であると認識し、3月6日に公表した報告書の内容に則り、再発防止に向け必要な全ての対策を実行するとともに、適切に公表して参ります。

    ~私たちは、「品質憲章」に基づき、安全かつ安心で、優れた製品・サービスを提供し、お客様の満足と社会の発展に貢献します~(「KOBELCOの6つの誓い」より)

    *不適切行為により社会にご迷惑を掛け、多大な影響を与えたことに対する反省に立ち、グループ全ての社員の共通の価値観として心に刻むため、「品質憲章」を策定しました。

3. 抜本的な改革に向けて

企業風土や組織運営体制の課題も含む、抜本的な改革を進めて参ります。

  • 経営トップが社員に直接語りかける活動である「Next100プロジェクト」を推進し、「KOBELCOの3つの約束」および「KOBELCOの6つの誓い」の浸透を図って参ります。また、毎年10月を「KOBELCOの約束月間」とし、この度の品質コンプライアンス違反などを将来に向けての教訓として再発防止に活かして参ります。
  • 品質保証に関するマネジメント面や業務プロセス面は勿論のこと、取締役会の公平性と透明性の向上を図るなど、品質問題を超えたガバナンス全般を含む根本的な問題にも対処して参ります。
  • 再発防止に向けた諸施策を、経営トップが先頭に立ち、神戸製鋼グループの全社員で真摯に、愚直に実行していくことを通じて、組織体制、企業風土の抜本的改革を進めて参ります。

4. 信頼の回復に向けて

今回の品質問題に対する当社の責任を果たし、再び「信頼」して頂ける会社に生まれ変わるためには、私共は、「ものづくりの原点」に立ち返り、確かな品質こそが、「信頼」の核心であることを改めて心に刻み、不退転の決意をもって再発防止に努めて参ります。

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