米国のアルミ押出新拠点で「鍬入れ式」開催

2016年8月10日

株式会社神戸製鋼所

当社は、本年4月に米国における自動車向けバンパー材や骨格材などの製造・販売を目的としたKobelco Aluminum Products & Extrusions Inc.(略称:KPEX)を設立し、昨日、現地にて鍬入れ式が開催されましたのでお知らせ致します。当日は関係者含め、合計約50名が出席致しました。今後、2017年後半の加工工程、2018年後半の溶解・押出工程の稼動開始に向けて、本格的な建設工事に入ります。

主な出席者は以下の通りです。

現地政府関係者

ケンタッキー州ウォーレン郡長
Mike Buchanon(マイク・ブキャナン)氏
ケンタッキー州ボーリンググリーン市長
Bruce Wilkerson(ブルース・ウィルカーソン)氏

主催者側

(株)神戸製鋼所 アルミ・銅事業部門 常務執行役員
藤井拓己(ふじい たくみ)

式典では当社を代表して、常務執行役員 藤井拓己より「米国のCAFE規制に伴う自動車軽量化において、当社アルミ製品はお客様より高い評価を頂いており、今後の需要の増加に応じて更に事業を拡大させていきたい」と挨拶致しました。

当社は、1990年代から日系自動車メーカー向けにアルミバンパー材を納入しており、長年の事業経験の中で培った高強度7000系合金開発力と断面設計技術力を両軸とした当社独自の軽量化提案は、お客様から高い評価を受けております。
北米は世界第2位の自動車市場で、今後も自動車生産台数は増加を続ける見込みです。加えて、2025年に向けた燃費規制(CAFE規制)強化への対応から、車体の軽量化ニーズが加速してきており、アルミ押出材需要の拡大が見込まれています。北米市場においても、日本同様、積極的な軽量化提案を通じてお客様の信頼を獲得すると共に、日米両極でのアルミ押出・加工品の供給体制を確立して参ります。

KPEXの概要

社名
:Kobelco Aluminum Products & Extrusions Inc.
設立
:2016年4月21日
所在地
:米国 ケンタッキー州ボーリンググリーン市(KAAP隣接地)
代表者
:有村 仁(ありむら ひとし)
資本金
:24百万ドル
出資
:Kobe Steel USA Holdings Inc.100%
総投資額
:46.7百万ドル
従業員数
:約110名(2019年)
主要設備
:溶解鋳造ライン1機、押出プレス1機、バンパー加工ライン2機
生産能力
:約500トン/月

左から3番目が、常務執行役員 藤井拓己

左から3番目が、常務執行役員 藤井拓己

藤井による挨拶の様子

藤井による挨拶の様子

関連リンク

(注記)プレスリリースの内容は発表時のものです。販売がすでに終了している商品や、組織の変更など、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。

ページトップへ