当社グループの品質自主点検における妨害行為について

2017年10月20日

株式会社神戸製鋼所

このたびは、当社及び当社グループ会社(当社グループ)における不適切行為に関しまして、お客様、お取引先様、株主様そのほか多数の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしておりますこと、改めて深くお詫び申し上げます。

当社が2017年10月8日付けで公表した「当社が製造したアルミ・銅製品の一部に関する不適切な行為について」、同月11日付けで公表した「今回の不適切行為に関するご報告について(鉄粉及び検査会社事例)」及び同月13日付けで公表した「当社及び当社グループにおける不適切行為に関するご報告について」に記載のとおり、当社は、アルミ・銅事業部門及び他の事業部門における不適切行為に関する事実関係等の調査を行っております。

また、当社は、既に公表しておりますとおり、当社製品についての事業部門による自主点検、本社による緊急監査、及び不適切行為の対象となった製品の出荷先となったお客様にご協力頂き、お客様の製品に対する品質影響についての技術的検証を進めております。

上記の自主点検の過程において、当社グループのアルミ・銅事業部門長府製造所での自主点検について、一部管理職を含む当社グループ従業員による妨害行為があったことが、社内の相談窓口への情報提供により、昨日判明致しました。
本件については、現在調査を開始したところですが、現時点までに判明している本事案の事実関係をご報告致します。今後、事実関係の確認を行うと共に、社内規定に則り厳正な処分を行う予定です。

1.事案の概要

当社グループの長府製造所の押出工場における自主点検にあたり、工場の管理職を含む当社グループ従業員が、お客様に指定された基準をはずれた寸法の不適合品の品質検査データを事業部門による自主点検の際に報告せず、発覚を免れていたものです。また、本社による緊急監査時にも同じく検査データを報告せず、不適合品であることの発覚を免れていたものです。現時点では本事案以外に同種の事案は確認されておりません。

2.本事案に関連する不適合品

アルミ押出品:対象数量は確認中(既にお客様との協議を開始しております)

3.今後について

今般の事案を踏まえ、社内に設置している「品質問題調査委員会」に代えて、複数の外部委員のみからなる外部調査委員会を設置する予定です。改めて、不適切行為に関する調査、徹底的な原因の究明と再発防止策を検討いたします。本調査委員会の詳細については追って公表いたします。今後、新たな事実が確認された場合は、迅速かつ適切にご報告させて頂きます。

なお、本件による業績への影響は現時点で不明です。今後、影響の程度が判明した時点で公表を行う予定です。

 

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