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プレスリリース

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加古川製鉄所自家発電設備6号ボイラーの再稼働について

2007年1月9日

株式会社神戸製鋼所

当社は、このほど加古川製鉄所の自家発電所6号ボイラーの改造・修理・試運転を終了し、経済産業省原子力安全・保安院中部近畿産業保安監督部近畿支部からの「技術基準適合命令」及び兵庫県からの「新たな脱硫用石灰供給装置を設置すること及び石灰が定量・安定供給されるまでの間の運転停止指示」に対する対策完了報告を行い、6号ボイラーを7日から再稼働しました。

同ボイラーは、昨年6月24日18:00〜19:00の1時間において、大気汚染防止法の定める硫黄酸化物(SOx)排出基準を超過したことから、同月27日から設備を停止し、翌28日に経済産業省原子力安全・保安院中部近畿産業保安監督部近畿支部から「技術基準適合命令」を、兵庫県から「新たな脱硫用石灰供給装置を設置すること及び石灰が定量・安定供給されるまでの間の運転停止指示」を受けていました。
硫黄酸化物排出に関して同ボイラー設備を技術基準に適合させるため、硫黄酸化物の除去剤である石灰を、燃料使用量に応じて、燃焼炉内に精度良く必要な量を投入出来る「石灰定量切り出し装置」を設置しました。
その後、再稼働に向け試運転を行っていたところ、9月22日未明、炉底部に溜まった重油が炉床亀裂部から保温材に染み出して発火するという、火災を発生させましたが、この件に付きましても、修理・点検を完了しました。

兵庫県東播磨県民局、加古川市の立会のもと、12月21日〜22日の2日間に試運転を実施し、問題のないことを確認しました。本試運転結果の報告を12月27日に経済産業省原子力安全・保安院中部近畿産業保安監督部近畿支部及び兵庫県に行い、再稼働することとなりました。

今後は、石灰投入の安定化により、硫黄酸化物排出基準の順守を徹底した操業を継続して参ります。

     
<石灰定量切り出し装置>