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プレスリリース

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2009年度入社式について

2009年4月1日

株式会社神戸製鋼所

当社は本日、2009年度新入社員入社式を下記の通り、実施しましたのでお知らせ致します。

 

(1) 入社式
  日時     2009年4月1日(水)
  場所     兵庫国際交流会館
兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目2-8
  式次第     ・開会の辞
・社長祝辞
・役員紹介
・閉会の辞

(ご参考)新入社員入社実績 
(単位:人)

 

2007年度 2008年度 2009年度
総合職 事務系 56 45 45
技術系 125 135 125
小計 181 180 170
基幹職 210 222 226
合計 391 402 396
2009年度入社式社長祝辞(要約)
本日、約400名の方々が、新しい仲間として加わることになった。多様な個性を持つ皆さんが思う存分、会社で活躍されることを期待している。

まず、先般、当社は政治資金規正法に対する違反を起こし、皆さんとご家族の皆様にご心配をお掛けしたことをお詫びしたい。目下、コンプライアンス意識が会社の隅々まで徹底される取り組みを、経営の最重要課題のひとつとして鋭意取り組んでいる。「企業活動は、社会からの信頼なしには成り立たないこと」をあらためて心に刻み、今後、社会からの信頼回復に努めていかねばならない。
皆さんは、本日から社会人となり、これから様々な人々と接点を持ち、責任ある言動を求められる。一人ひとりが、神戸製鋼という看板を背負っていることを自覚し、グループの一員として恥ずかしくない言動をすることに留意しなければならない。

さて、企業を取り巻く環境は未曾有の不況の到来といわれている。このような中で、当社もこの影響から逃れられず、態勢の立て直しを迫られており、足下は、設備投資や投融資の選別や、抜本的なコストダウンなどの施策を実行している。ただ、「ものづくり力」を強化し、当社ならではの「オンリーワン製品」を拡充するという経営の基本軸はぶらすことなく、将来の成長に備えなければならない。
グループ企業理念の一つめには、「信頼される製品、サービス、技術を提供します」がある。神戸製鋼は、「ものづくり」により、信頼される製品を提供することで社会に貢献している。その意味でも「ものづくり力」は当社の重要な経営基盤である。
ここでいう「ものづくり力」とは、単にモノを製造する力を意味するものではなく、研究開発から生産、営業までに至る各部門が結びついた会社全体の総合力である。各部門の間の垣根(バリア)を低くし、互いにアプローチし合う意識をもってはじめて、「ものづくり力」という総合力を発揮できる。「ものづくり」は、マーケットというフィールドで、会社の総力を挙げて戦う団体競技といえるかと思う。

皆さんは、本日から神戸製鋼というチームの中に加わるが、心掛けてほしいことが3つある。

(1)「コミュニケーションの努力」
社内外含めて、色々な方々とコミュニケーションを取るように心がけてほしい。ものづくりは、会社総力を挙げての団体競技であるからチームワークが大事。そのためには、一人ひとりが、互いの垣根を低くしようとする「バリアフリー」の努力をすることが必要。まずは、自分から相手に働きかけバリアを低くし、コニュケーションを充実させてほしい。
(2)「能動的な行動」
問題が起きたときに、受け身にならずに能動的に取り組んでほしい。ラグビーに、「One for all, All for one」ということばがある。メンバー一人ひとりが、その場の状況を良く考えて能動的に行動することが、チーム全体の成果を高めることになるという考え方である。皆さんも、自分が会社の中で何をなすべきかを考え行動するようにしてほしい。
(3)「教養の習得」
日頃から、幅広い教養や知識の習得、論理的な思考の鍛錬に努めてほしい。今後、物事を様々な角度から眺めて、バランスを考慮して、自己で判断し行動しなければならない局面が増えていくだろう。そのときに、自らの頭の中に物事を捉える観点をいくつ持っているか、また、一歩離れて客観的に物事を考えられるか、といったことが重要になるはずであり、こうしたときに、日頃からの読書や思考訓練が役に立つはず。


神戸製鋼は、多岐にわたる事業を営んでおり、ビジネスのフィールドは世界中に及び、多種多様な職場や業務が皆さんを待っている。フレッシュな感性とバイタリティある行動力をもって、チャレンジしてほしい。無限の可能性を持つ皆さんに期待している。