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プレスリリース

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中国における溶接材料および溶接システムの販売会社の設立について

2009年12月10日

株式会社神戸製鋼所

当社はこのほど、中国・上海市に、溶接材料の販売、溶接システムとパーツの販売、ならびにメンテナンスサービスを行う会社「上海神鋼溶接器材有限公司」(英文KOBE WELDING OF SHANGHAI CO.,LTD. 略称 KWSH)を、2010年3月に設立することを決定しました。
新会社の概要
名称: 上海神鋼溶接器材有限公司
(英文名)KOBE WELDING OF SHANGHAI CO.,LTD.(略称 KWSH)
所在地: 中国・上海市
設立: 2010年3月(予定)
資本金: 80万USドル
出資比率: 神戸製鋼100.0%
事業内容: 溶接材料の販売
溶接システムとパーツの販売、メンテナンスサービス
従業員数: 11名(日本人駐在員は5名)


中国におけるエネルギー関連分野は、原油・球形タンク、LNG基地、化工機などで、ここ数年活況を呈しております。溶接材料部門では、エネルギー関連分野で多用される高付加価値溶材を中心に受注拡大を図るべく、06年より上海に駐在員を配置し日本と連携した活動を行ってきました。エネルギー関連プロジェクト需要は、今後も急速に拡大する見通しであり、こうした需要を確実に取り込むためにも、需要地に近い場所で更に営業力を強化していく必要があります。

溶接システム部門でも、中国での油圧ショベルを中心とした建設機械分野での需要拡大を背景に、当社が得意とする中厚板用のシステムをこれまで中国の建設機械メーカーに納入してまいりました。こうした中、顧客からはアフターサービスの充実のニーズが高く、08年から上海に駐在員を配置し、これに対応してきました。中国の建設機械分野での需要は、堅調な推移が予想されており、メンテナンスとパーツ供給体制を整備し、当社溶接システムへの安心感、信頼感を高めるなど更なる現地対応力の強化が求められております。

溶接材料、溶接システム部門の営業機能を充実させ、重要顧客との信頼関係をより強固なものとし、営業力の更なる強化を目指し、新会社の設立することとなりました。受注拡大はもとより、営業効率と市場掌握力も高め、現地スタッフの育成基盤づくりなど競争力強化につなげてまいります。  

中国では、ソリッドワイヤの生産販売拠点である「唐山神鋼溶接材料有限公司」、軟鋼FCWの生産拠点である「青島神鋼溶接材料有限公司」に加え、本会社の設立により高付加価値品、溶接システムの4つの柱が整います。今後とも、「特長ある商品の拡販とプレゼンス強化」を目指して取り組んで参ります。