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プレスリリース

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2010年度入社式について

2010年4月1日

株式会社神戸製鋼所

当社は本日、2010年度新入社員入社式を下記の通り実施しましたので、お知らせ致します。

【入社式】
日時: 2010年4月1日(木)10:00
場所: 当社 神戸本社
(住所:兵庫県神戸市中央区脇浜町2丁目10−26)
式次第: ・開会の辞
・社長祝辞
・役員紹介
・閉会の辞

(ご参考)新入社員入社実績
(単位:人)
   2008年度 2009年度 2010年度
総合職 事務系 45 45 8
技術系 135 125 45
小計 180 170 53
基幹職 222 226 56
合計 402 396 109

 2010年度入社式社長祝辞(要約)

本日、約110名の方々が新しい仲間として加わった。神戸製鋼は、多岐にわたる事業を営んでおり、ビジネスのフィールドは世界中に及ぶ。多種多様な職場や業務が皆さんを待っている。思う存分、会社で活躍され、企業人として、また社会人として大きく成長されることを期待している。

さて、世界経済は新興国に牽引され回復傾向にあるが、先行き不透明な部分が完全に消え去ったとはいえない。今後、企業間の競争が益々熾烈なものになっていくことは確実であり、私達は、生き残りを賭け戦っていかなければならない。当社グループは、将来に向けた指針となる中期経営計画を目下取りまとめている最中である。
最近、「多様性」という言葉がよく使われる。「様々な特長をもつ個人や集団が互いに影響しあうことで、自らが強くなるとともに、新しい能力が生まれる。そのため、環境が大きく変化したときでも、組織は柔軟に対応できる」という考え方である。当社は、多種多様な事業、技術を有している。鉄鋼、溶接、アルミ・銅、機械、資源・エンジニアリングの5つの事業部門があり、それぞれに特長あるオンリーワン技術・製品を数多く抱えている。こうした多種多様な事業、技術を一つ一つ大事に育てながら、かつ意識して融合させれば、必ずや新たなイノベーションを呼び起こし、当社は厳しい競争の中で勝ち残れるはずである。

神戸製鋼グループ企業理念をご紹介しながら、皆さんに心掛けてほしいことを申し上げたい。

(1)「信頼される技術、製品、サービスを提供します」

神戸製鋼は、「ものづくり」により、信頼される製品をお客様に提供することで、社会に貢献している。そもそも、企業活動は、社会からの信頼なしには成り立たない。皆さんは、本日から社会人となり、これから様々な人々と接点を持ち、責任ある言動を求められる。一人ひとりが神戸製鋼という看板を背負っていることを自覚し、グループの一員として恥ずかしくない言動をすることに留意してほしい。こうした一人ひとりの自覚が、社会からの信頼を勝ち得る基盤になる。

(2)「社員一人ひとりを活かし、グループの和を尊びます」

当社は、今後も「ものづくり力」をさらに磨いていかなければならない。この「ものづくり力」とは、研究開発から生産、営業までに至る各部門が有機的に結合して、はじめて発揮できる企業の総合力といえる。したがって、社内、グループ内の組織の垣根を低くし、フランクにコミュニケーションできる「バリアフリー」の環境が不可欠である。皆さんも、社内外を含めて積極的に色々な方々とコミュニケーションを取るように心掛けてほしい。相手を知り、相手の立場に立った上で、自分と異なる考え方を受け入れ、周囲と協力しながら、仕事を進めるようにしてほしい。

(3)「たゆまぬ変革により、新たな価値を創造します」

今後、企業を取り巻く環境は著しいスピードで、しかも大きく変化している。企業活動のフィールドも、益々グローバルになっていく。こうした中で、当社はグローバル化をさらに推し進めるためにも「たゆまぬ変革」を進めていかなければならない。皆さんには、バイタリティある行動力、フレッシュな思考で、様々なことに対して積極的に挑戦し、「たゆまぬ変革」の一翼を担ってもらいたい。多様な個性をもつ皆さんが、粘り強く、あきらめずに最後までやりぬけば、必ずや「新たな価値」が生まれるだろう。