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プレスリリース

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印SAIL社との包括的MOU締結に関して

2010年11月30日

株式会社神戸製鋼所

株式会社 神戸製鋼所(所在地:神戸市中央区、社長 佐藤廣士、以下 神戸製鋼)とインドの国営製鉄会社Steel Authority of India Limited(所在地:ニュー・デリー市、会長 チャンドラ・シェクハル・ヴェルマ、以下、SAIL)は、成長著しく、且つ今後とも発展が期待されるインドならびにその他の地域における鉄鋼業及び鉄鋼関連事業において、両社が相互に便益を享受できる関係を構築すべく、協力・協業できる技術・プロジェクト等を共同で検討する事に合意し、本日、包括的MOU(覚書)に調印を致しました。調印は、インド鉄鋼省 ミスラ次官立会いの下、神戸製鋼東京本社にて、佐藤社長とヴェルマ会長とで行われました。今後は両社で専門チームを立上げ、協力・協業対象の具体化を図り、実プロジェクトに繋げて参ります。

神戸製鋼とSAILは既に神戸製鋼が保有するITmk3®技術を活用した共同事業(Joint Venture)について事業化検討を進めております。今回は、この関係を更に発展させる事が両社にとって望ましいとの共通認識のもと、包括的な関係構築についてMOUを締結すると共に、両社にて協力・協業を進めていく製品・技術・プロジェクトについて検討を進める事と致しました。
尚、神戸製鋼、SAILともに、他社と既に契約等を有しており、両社間にて検討できないものが有る場合には、今回MOUの対象とはなりません。

成長著しいインド市場に加え、その他地域においても、今後益々需要の拡大が予想される鉄鋼製品・高級鋼に対して、両社は協力してその需要にこたえるべく努力を行っていきます。
SAILはインド最大の鉄鋼会社であり、且つ自社にて多くの鉄鉱山、石炭鉱山を保有しております。一方、神戸製鋼は高付加価値鉄鋼製品製造技術のみならず、鉄鋼原料処理や鉄源分野においても世界有数の技術を保有しており(例:ペレット、還元鉄、ITmk3®等)、両社は上工程から下工程に至るまで幅広い分野で協力関係を構築し、拡大するインド並びに世界市場にて相互に便益を享受できるものと考えます。

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