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プレスリリース

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中国統括会社「神鋼投資有限公司」の業務開始について

2011年3月24日

株式会社神戸製鋼所

当社は、中国上海市に日本の高炉メーカーとしては初となる統括会社(投資性公司※1)を設立し、本年4月1日から本格的に業務を開始します。なお、董事長(非常勤)には、本社部門の常務執行役員である川崎博也が就任する予定です。

社名: 神鋼投資有限公司 (KOBELCO (CHINA) HOLDING CO., LTD.)
所在地: 上海市盧湾区
資本金: 5,014万USドル(当社100%)
「神鋼商務諮詢(上海)有限公司」(当社100%出資のコンサルタント会社;資本金14万USドル)に5,000万USドルを増資
董事長(非常勤): 川崎 博也(当社常務執行役員)(4月就任予定)
総経理(常勤): 梅田 浩
従業員: 11名(4月予定)
設立: 2011年1月
業務開始: 2011年4月(予定)
主な業務内容: 中国国内での投資・M&A、資金管理の一元化による効率的な資金活用、グループガバナンス・リスク管理の強化、各種サポート業務など

当社グループは、昨年4月に発表した中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION "G"」において、5~10年後に連結売上高3兆円経常利益2,000億円超の中長期目標を掲げています。特に、海外売上高は、足元からほぼ倍増の1.5兆円とする計画で、計画実現のためには更なるグローバル展開が不可欠となります。

この計画を達成するためには、巨大な中国市場はこれまで以上に重要であり、足元約2,000億円の中国での事業規模(売上高)を今後少なくとも2倍以上に拡大すべく取り組んでいます。
当社グループは、素材系事業において、線材の二次加工・販売(3拠点)、溶接材料の製造・販売(2拠点)、銅合金板材の加工・販売など、機械系事業においては、油圧ショベルの製造・販売(2拠点)、汎用圧縮機の製造・販売などを展開しています。また、「KOBELCO VISION “G”」発表後の取り組みとして、アルミ鍛造事業の進出、油圧ショベルや汎用圧縮機の増産、クレーン事業の進出等も意思決定しています。中国における関係会社は、現在31社(内、16社が連結子会社)に上り、従業員数は3,000名を超えていますが、今後、各拠点のビジネスを更に拡大すると共に、新たな拠点設立についても検討を進めているところです。

今回の統括会社はこのような中で設立したもので、今後も成長を続ける中国市場において、グループ総合力の発揮による収益拡大を目指し、統括会社を基点として、中国国内での投資、資金管理の一元化、グループガバナンス強化、グループ会社のサポート、グループ内横串活動の推進等を実施し、拡大する中国事業に対応していく考えです。

また、4月には、新たに当社グループのグローバルサイト拡充の一貫として中国語版ホームページを開設します。当サイトでは、中国における当社グループの事業展開の歴史や製品・事業の概要、社会貢献活動などを紹介しており、積極的な情報発信によって、中国における当社グループの認知度向上と理解を深め、企業価値の向上を図ってまいります。

※1)外資企業が中国内で直接投資できる会社形態。資本金3,000万USドル以上が必要。