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プレスリリース

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2011年度入社式について

2011年4月1日

株式会社神戸製鋼所

当社は本日、2011年度新入社員入社式を下記の通り実施しましたので、お知らせ致します。

【入社式】

日時: 2011年4月1日(金)10:00
場所: 兵庫国際交流会館
(住所:兵庫県神戸市中央区脇浜町1-2-8)
式次第: ・開会の辞
・社長祝辞
・役員紹介
・閉会の辞

(ご参考)新入社員入社実績

(単位:人)
  2009年度 2010年度 2011年度
総合職 事務系 45 8 41
技術系 125 45 78
小計 170 53 119
基幹職 226 56 178
合計 396 109 297

2011年度入社式社長祝辞(要約)

本日、約300名の方々が神戸製鋼に入社した。若さみなぎる皆さんが思う存分、会社で活躍し、企業人として、また社会人として大きく成長されることを期待している。

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々の御霊に深い哀悼の意を表したい。新入社員の皆さんの中には、ご家族も含めて被災された方もいらっしゃると思うが、心よりお見舞いを申し上げたい。16年前の阪神・淡路大震災では、当社は様々な方から暖かな手を差し伸べていただき、復興を果たした。このことを忘れずに、「社会との共生」の精神の下、被災された地域の方々への支援と協力を行っていく。皆さんも自らができることを行い、復興の一翼を担ってもらいたい。

さて、当社を取り巻く経営環境は大きく変化している。鉄鋼業界においても、主原料価格の上昇傾向が今後とも続くと予想されることに加え、3ヶ月単位で価格が変動するという構造的変化が昨年起きた。また、新日本製鐵と住友金属工業が経営統合に向けて検討に入ることも発表された。
このような中で、当社は昨年、中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION “G”」を策定し、5年から10年先にあるべき会社像を示した。当社は、今回の両社の経営統合には加わらず、今後も自らの特長を活かした独自の成長戦略を実行していく。当社グループには、鉄鋼、溶接、アルミ・銅、産業機械、建設機械、エンジニアリングなど、多岐にわたる事業がある。グループに蓄積された様々な技術や知恵を融合させれば、必ずや新たなイノベーションが起こる。こうして、オンリーワン製品・技術を拡充させ、ものづくり力の強化を図り、成長するグローバル市場を取り込んで成長していく。

以下に、新入社員の皆さんにぜひ心掛けてほしいことを申し上げる。

(1)プロの社会人になる。

社会人とは、社会の規則や法令をしっかりと守った上で、自己責任のもとに、自由な行動を取る人たちと言える。安全・防災、コンプライアンス、就業規則を守りながら、高度な知識や技能、専門性を養い、企画、研究開発、生産、販売などの業務をダイナミックにこなしてほしい。

(2)グローバルな事業展開に対応できる能力を身につける。

今後、当社が成長していくためには、伸長する海外需要を確実に取り込んでいく必要があり、皆さんにはグローバルな事業展開に対応できる能力を磨いてもらいたい。現地の方が何を求めているかをしっかりと把握し、当方が考えていることを的確に伝えることが求められる。そのためには、語学力を磨くことは勿論だが、その国の文化や歴史、習慣などのバックグラウンドを理解することも大切。これからは海外の方々と接する機会が益々増えてくる。皆さんの旺盛なる好奇心をもって、様々な経験を積んで、生きた知識を吸収することに努めてもらいたい。

(3)環境変化に対して「たゆまぬ変革」の一翼を担う。

今後、変化のスピードが益々早くなり、変化の幅も大きくなる。当社も、グローバルな規模で競争が激化する中で、生き残りを賭けて経済環境の変化に柔軟に対応していかねばならない。神戸製鋼グループ企業理念には、「たゆまぬ変革により、新たな価値を創造します」という文言がある。今日から当社の一員になった皆さんには、現状に飽きたらず、様々な問題に対して果敢に挑戦し、「たゆまぬ変革」の一翼を担うことを期待している。これから出会う数々の課題を、避けずにぶつかり、皆さんのバイタリティ溢れる若さの力で乗り越え、経験を積んでほしい。