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プレスリリース

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圧縮機事業の米国拠点における能力増強について

2011年4月14日

当社が、非汎用圧縮機事業の米国拠点「KOBELCO EDTI COMPRESSORS, INC.」で取り組んできた生産能力増強工事並びに本社移転工事がこのほど完工し、本格操業を開始することとなりました。現地時間4月14日(木)10時から、当社/重河副社長(機械事業部門長)を初め、コロナ市長など約150人が出席して新工場の開業式典を開催する予定です。なお、総投資額は約20百万ドルです。

また、新工場への移転にあわせ社名を『KOBELCO COMPRESSORS AMERICA, INC.』(以下 KCA)に変更し、同社は今後、神戸製鋼グル-プ機械関連事業の主力製品である非汎用圧縮機事業の北米・南米展開の中心的役割を果たしていきます。

【KCA社の概要】

社名 KOBELCO COMPRESSORS AMERICA, INC.
※ KOBELCO EDTI COMPRESSORS, INC.より社名変更
所在地 カリフォルニア州コロナ市(ロサンゼルスの東 約80km)
資本金 5百万ドル(神戸製鋼100%出資)
設立 1990年(当社資本参加は2003年)
社長 垣内 哲也
従業員数 200名
売上高 51百万ドル(2010年実績)
事業内容 非汎用圧縮機の設計・製造・販売
主要顧客 エクソンモ-ビル、ペトロブラス(ブラジル)等、石油精製・石油化学メーカー等

北米・中南米市場ではエネルギ-需要増大に伴う増産投資及び環境規制強化に伴う環境投資が中長期的にも期待でき、従来からの石油化学、石油精製の需要に加え、ガスタ-ビン発電、オフショア(海洋石油・ガス採掘)、LNG受入基地等などでの圧縮機需要が確実に増加していくことが見込まれています。

このような中、KCAは2003年の当社出資以降、順調に業容を拡大してきており、2008年には第2工場を新設、生産能力を50百万ドル/年まで増強しました。その後も、2010年の受注高が86百万ドルに達するなど事業環境は引き続き好調に推移しており、現在は外部倉庫の活用を図るなどしてフル生産を行ってきております。今回の能力増強は、このような中で09年8月から工事を進めてきたもので、今回の操業開始に伴い生産能力は100百万ドル/年となり、今後とも需要の増加に確実に対応できる体制が整いました。

当社は1915年に国産1号機のレシプロ圧縮機の生産を開始、以降100年近くにわたって圧縮機事業を展開してきており、現在では総合圧縮機メ-カ-として国内ナンバ-ワンの地位を確立しております。今回のKCA新工場の稼動を契機とし、グロ-バル展開をさらに加速し圧縮機事業の基盤を強固なものへと発展させ、世界トップクラスの総合圧縮機メ-カ-を目指していきます。

KOBELCO COMPRESSORS AMERICA, INC.の写真