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プレスリリース

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中国統括会社「神鋼投資有限公司」開所記念式典の開催について

2011年5月26日

株式会社神戸製鋼所

当社が中国上海市に日本の高炉メーカーとして初めて設立した統括会社「神鋼投資有限公司」が、4月より本格的な業務を開始し、このほど最初の出資案件として「無錫圧縮機股中国語漢字(にんべんに分)有限公司」への出資を実施致しました。
なお、現地時間5月26日(木)18時から、藤原副社長、川崎董事長を初め、約200人が出席して新会社の開所記念式典を開催する予定です。

当該社の概要は以下の通りです。

社名: 神鋼投資有限公司(KOBELCO (CHINA) HOLDING CO., LTD.)
所在地: 上海市盧湾区
資本金: 5,014万USドル(当社100%出資)
董事長(非常勤): 川崎 博也(当社常務執行役員)
総経理(常勤): 梅田 浩
従業員: 11名
設立: 2011年1月(業務開始:2011年4月)
主な業務内容: 中国国内での投資・M&A、資金管理の一元化による効率的な資金活用、グループガバナンス・リスク管理の強化、各種サポート業務など

当社グループは、昨年4月に発表した中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION "G"」において、5〜10年後に連結売上高3兆円・経常利益2,000億円超の中長期目標を掲げています。特に、海外売上高は、新興国を中心に積極的なグローバル展開を推進することで、足元からほぼ倍増の1.5兆円とする計画です。

このような中、成長を続ける中国市場での事業活動はさらに重要度を増し、現在、約2,600億円(日本からの輸出を含む売上高の10年度実績)である中国の事業規模を、今後2倍以上に拡大させる考えです。既に、素材系事業では、線材の二次加工・販売(3拠点)、溶接材料の製造・販売(3拠点)、銅合金板材の加工・販売など、機械系事業では、油圧ショベルの製造・販売(2拠点)、汎用圧縮機の製造・販売などを展開済みで、現在、中国における関係会社は35社(内、16社が連結子会社)、従業員数は3,000名超に達しています。
また、「KOBELCO VISION "G"」発表後も、アルミ鍛造事業の進出、油圧ショベルや汎用圧縮機の増産、クレーン事業の進出を意思決定するなど事業展開を加速させています。

「神鋼投資有限公司」は、このような中で中国におけるグループ総合力を高め、収益拡大を実現する目的で設立した投資性公司(※1)です。当該社は、中国国内での投資、資金管理の一元化、グループガバナンス強化、グループ会社のサポート、グループ内横串活動の推進等を担い、ますます拡大する中国事業に対応していく考えです。

また、4月1日(金)には、新たに当社グループのグローバルサイト拡充の一環として中国語版ホームページ(http://www.kobelco.cn/)を開設しました。当サイトでは、中国における当社グループの事業展開の歴史や製品・事業の概要、社会貢献活動などを紹介しており、積極的な情報発信によって、中国における当社グループの認知度向上と理解を深め、企業価値の向上を図ってまいります。

※1)外資企業が中国内で直接投資できる会社形態。資本金3,000万USドル以上が必要。