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プレスリリース

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機械事業部門における欧州・中東での新会社設立について

2012年6月28日

株式会社神戸製鋼所

当社機械事業部門は、大型の非汎用圧縮機を中心に、欧州におけるマーケティング・営業活動の強化と現地調達機能拡充のための新会社をミュンヘン(ドイツ)に、中東市場でのアフターサービス機能向上のための新会社をドバイ(UAE)に設立します。

当社は、ターボ式、レシプロ式、スクリュ式の3種類全ての圧縮機を製造する世界唯一の総合圧縮機メーカーであり、特にスクリュ式非汎用圧縮機に関しては世界シェア40%を誇っております。石油化学や天然ガスなどの大規模プラント等に使用される非汎用圧縮機を、欧州・中東を含めた世界各国に販売しており、数多くの納入実績があります。

こうした中、当社は既に欧州・中東それぞれに駐在員事務所をおいており、今回現地法人化することで、営業、マーケティング、アフターサービス、調達などの機能を強化し、現地でのプレゼンス向上を図って参ります。

【ミュンヘン新会社の詳細】

会社名
KOBELCO MACHINERY EUROPE GmbH.
所在地
ドイツ国バイエルン州ミュンヘン市
資本金
10万ユーロ(約10百万円)
出資比率
当社100%
設立
2012年7月
従業員数
8名(現状7名から増員)
業務内容
欧州における、非汎用圧縮機を中心としたマーケティング・営業活動、及び部品調達

【ドバイ新会社の詳細】

会社名
KOBELCO MACHINERY MIDDLE EAST FZE.
所在地
アラブ首長国連邦ドバイ(Airport Free Zone)
資本金
100万UAEディルハム(約20百万円)
出資比率
当社100%
設立
2012年7月
従業員数
5名(現状3名から増員)
業務内容
中東における、非汎用圧縮機のアフターサービス

当社グループの圧縮機事業は、非汎用圧縮機のほか、工場のユ-ティリティ-として全産業に幅広く用いられる中小型の汎用圧縮機、汎用圧縮機の技術を応用した省エネ機器などを中心に展開しており、売上規模は約600億円(2011年度実績)に上っています。

また、当該事業の海外売上高比率は、約60%(2011年度実績)と当社グループの各事業の中でもグローバル化が進んでいる事業の一つです。昨年5月には中国の圧縮機メーカー「無錫圧縮機股份有限公司」に資本参加し、現在は非汎用・汎用共に日・米・中の3ヶ国生産体制を整えております。また、汎用圧縮機の中国拠点「神鋼圧縮機製造(上海)有限公司」や非汎用圧縮機の米国拠点「KOBELCO COMPRESSORS AMERICA, INC.」で能力増強を進めるなど、積極的な増産投資による事業競争力強化に取り組んでいます。

当社は、世界トップクラスの総合圧縮機メーカーを目指して、こうした生産拠点の整備を進めて参りました。今後は、今回の新会社設立を含め、グローバルな販売・サービス網を拡充し、圧縮機事業全体で売上規模1,100億円(2015年度)を目指して参ります。