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プレスリリース

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汎用圧縮機事業におけるインド新会社の本格営業開始について

2015年11月12日

株式会社神戸製鋼所

当社は、汎用(小型)圧縮機事業のインドにおけるマーケティング・営業・アフターサービスを目的とした新会社「Kobelco Compressors India Pvt. Ltd.」(以下、KCIN)を設立し、今月より本格的な営業活動を開始しました。当社の汎用圧縮機事業は、日本・アセアン諸国においてトップクラスのシェアを有しており、今回のKCIN設立により更なるグローバルシェアの獲得を目指します。KCINでは、まずは3年間で累計500台、将来的には年間1500台の販売を目標に営業活動を進めて参ります。

汎用圧縮機は、主に工場において設備機械の動力・塗装・粉体搬送等に用いられる圧縮空気を供給し、多様な産業で幅広く用いられるユーティリティー設備です。汎用圧縮機の世界における市場規模は約1兆円とされ、中でもインド市場は今後の発展が期待されており、足下の300億円規模から今後数年で倍増する見込みです(当社推定)。その様な中、伸張する市場を捕捉するべく現地新拠点を設立し、本格的な営業活動を開始したものです。KCINでは、日本国内でシェア約30%と高い実績と信頼性を誇り、高効率省エネモデルであるスクリュ型汎用圧縮機「Kobelionシリーズ」等を中心に販売します。

当社の汎用圧縮機事業は、これまでグローバルな営業・サービス体制の構築を進めて参りました。現在では、営業・製造拠点として日本・米国・中国の世界3極での生産体制※1を整えており、更に、シンガポール・インドネシア・マレーシア・フィリピン・ベトナム・カンボジアに営業拠点を有しています。今回、KCINが加わる事でインド国内のみならず、中東地域へのアクセスが向上するため、同地域における営業・サービス体制も更に充実する事となります。
また、当社は石油化学プラントなどで使用される非汎用(大型)圧縮機の分野においてもスクリュ式、レシプロ式、ターボ式の3方式全てのタイプを製造している世界唯一のメーカーであり、中でも非汎用スクリュ式では世界シェア50%を誇っています。

今後も世界トップクラスの総合圧縮機メーカーを目指し、需要地に根付いたグローバルな営業展開を進めて参ります。

インド新会社の概要

会社名:
Kobelco Compressors India Pvt. Ltd. (KCIN)
所在地:
インド ハリヤーナー州 グルガオン市(デリー近郊)
資本金:
約2.3億円
出資比率:
当社97.5%、Kobelco Machinery Asia Pte. Ltd. 2.5%
設立:
2015年9月
代表者:
代表取締役社長 岡田 省三
従業員数:
7名(内、日本人駐在員2名)
業務内容:
インドにおける汎用圧縮機のマーケティング・営業・アフターサービス活動

※1:世界3極での生産体制

拠点名 所在地 事業内容 設立年
播磨工場 兵庫県 加古郡 播磨町 汎用圧縮機の製造 1973
Kobelco Compressors Manufacturing Indiana, Inc. アメリカ インディアナ州 エルクハート市 汎用・非汎用圧縮機の製造・販売 1988
神鋼圧縮機製造(上海)有限公司 中国 上海市 汎用圧縮機の製造・販売 2004

(ご参考)

KCINの事務所、右から二番目が代表取締役社長 岡田省三

スクリュ式汎用圧縮機「Kobelionシリーズ」