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受賞履歴

*受賞履歴の内容は発表時のものです。販売が既に終了している商品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

秋の褒章 受章者について③

2013年11月6日

株式会社神戸製鋼所

受章者

氏名
熊谷 兼信
生年月日
1955年3月14日生まれ(58)歳
社歴
1973年3月 入社 高砂工場第一機械課
1992年4月 組立型クランク軸製造係組立型一次加工組一次加工 班長
2000年4月 組立クランク軸製造係組立型クランク軸機械加工組 職長
2003年3月 組立型クランク軸陸上品係 係長
2005年7月 組立型クランク軸製造係 係長
2012年4月 (株)きしろ高砂第一工場 製造課長(出向)

褒章・叙勲の種別

黄綬褒章

受章概要

功績:クランク軸の生産向上や品質安定に多大な尽力

入社以来、世界に誇る組立型クランク軸の旋盤加工に従事しその技術の確立、向上、及び生産性の向上に優れた実績を上げてきた。従来の加工方法にとらわれず、新しい加工方法、工具、計測器等を考案し、世界最高効率の機械加工を実現させた。主な功績は下記の通りである。

  • 造船関連業界の発展に寄与
  1. 機械仕上用工具の改善
    平坦度のスペックが厳しい結合面を加工する際のビビリ(うねり)対策として、工具の芯高を容易に調整できる治工具を考案した。
  2. 工具研磨技術の確立
    軸部・ピン部の仕上加工用工具を再研磨する工具研磨機の導入・立上を中心となって進め、各工作機械毎の特性に合わせた工具の微妙な形状(角度・真直度)を見出した。
  3. 測定器の改善
    大きなものでは直径が1mを越える軸径・ピン径を10μm単位で測定する為のマイクロメーター(測定器)についてメーカーと協力しパイプフレーム式のマイクロメーターを考案し軽量化を行った。

本人の感想

入社以来、クランク軸の製造に携わり生産性向上や品質安定に向けて努力してまいりました。今回の黄綬褒章の受章については、本当に自分のことなのかと驚いています。未だに実感がわいておりません。身に余る光栄です。