西条工場が「省エネルギーセンター会長賞」を受賞

省エネ大賞は、平成10年度より創設され、国内の産業・業務・運輸部門に属する企業、工場、事業場等の省エネルギーを推進している事業者及び省エネルギー性に優れた製品を開発した事業者の活動を発表大会で広く共有するとともに、優れた取組みを行っている事業者を表彰することにより、省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進、省エネルギー産業の発展及び省エネルギー型社会の構築に寄与することを目的とするものです。
（出典：財団法人　省エネルギーセンター　HPより）

「ボイラーの運転効率化によるエネルギー使用量の低減」

西条工場は、第二種エネルギー管理指定工場であることから、年1％のエネルギー削減努力義務があり、また2005年より環境省が策定したエコアクション21に登録していることから、これまで積極的に工場内の省エネルギー活動に取り組んで参りました。今回、こうした活動の一環として、生産工程に欠かせない設備であるボイラー設備に着目し省エネルギー活動を進めてきました。
具体的な改善策としては、主に以下を実施致しました。

• ボイラーの無駄な燃焼を無くすため、モーターバルブの動作回路を変更し、止めているラインへ蒸気が流れないようにしたこと。
• ボイラーへの供給水や蒸気の温度低下防止のため、給水タンクや蒸気配管の露出箇所への保温材の取り付けを末端まで実施したこと。また、取り付け方法の作業マニュアルを作成し、誰でも同じ様に取り付けできるよう教育を実施したこと。

この結果、灯油原単位は約35％の削減、また年間CO₂排出量は約4.84tの削減と本活動により大きな成果を上げる事が出来ました。

当社は、今後も省エネルギー活動を積極的かつ継続的に行う事を通して、省エネルギー型社会の構築に寄与して参ります。

所在地：

広島県東広島市西条町御薗宇6400-1

主要生産品目：

被覆アーク溶接棒

従業員：

110名（2013年6月時点）