秋の褒章　受章者について③

氏名

片岡　武志

生年月日

1957年3月20日（62歳）

社歴

1975年4月1日　入社　加古川製鉄所

黄綬褒章

製鋼工（溶鋼処理工程）

近年の鋼材高級化要望に対して溶鋼処理工程の重要性が増す中、当人は入社以来一貫して製鋼工程の溶鋼処理（二次精錬）工程に従事してきた第一人者である。特にタイヤコード用鋼や自動車用高張力鋼のスラグ成分調整による脱硫方法に関する技能、および、スラグ精錬と脱ガス工程を組み合わせて軸受用鋼を安定生産するための技能について卓越し、これらの高級鋼を安定して生産できる操業技能を確立してきた。

この度、栄誉ある賞を頂き、深く感謝しております。
この賞を受賞できましたのは、約40年間に亘りご指導いただいた、諸先輩方ならびに上司の皆様方のお陰だと思います。特に現場で共に汗を流し、溶けた鋼の精錬に四苦八苦しながら「良い鋼造り」を目指した同僚や後輩達の頑張りが認められた成果です。
これまでご協力いただいた上司、諸先輩、同僚、後輩の皆様、そして苦労を掛けた妻に感謝いたします。

これからも、この賞に恥じぬよう、神戸製鋼の名を汚さぬよう精一杯努力する所存です。