KFC®、KLF®-1、KLF®125

KFC®、KLF®-1、KLF®125はいずれも神戸製鋼が開発したリードフレーム用銅合金です。

KFC®はKobe Ferrous Copperの頭文字を取ったものです。

銅に鉄・燐を添加した析出型の合金で1977年から量産を開始しました。

純銅に近い電気特性を持ちながら強度・耐熱性が高く、 当時としては画期的な新製品でした。

特許の切れた今では、他社でも同等品が生産され、 世界中で推定月5000トン(うち当社2000トン)の生産量があります。

KLF®−1、KLF®125は両合金ともKLF®シリーズ(Kobe Lead Frame)に類する合金です。

銅にニッケルとシリコンを添加した析出型の合金です。

Cu-Ni-Si系合金としては世界で始めて量産化を可能にし、1981年から販売を開始しました。

当時はリードフレーム材の主流であった42アロイ(Ni-Fe系合金)を初めて代替することが可能となった非常に強度の高い銅合金です。

今では他社とも類似の組成を持つ合金を生産しています。