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*トピックスの内容は発表時のものです。販売が既に終了している商品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
2004年度入社式 社長祝辞
2004年4月1日
株式会社神戸製鋼所


 皆さん、入社、おめでとう。社長の犬伏です。
 本日、この会場におられる92名を含め、全社で総勢286名の新しい仲間が入社されました。皆さんを心より歓迎し、会社を代表して、一言、ご挨拶申し上げます。
 皆さんが学業を修められ、社会に出られた今この時代、企業の置かれた環境は、まことに厳しいと云わざるを得ません。様々な期待や希望を抱いて、新たなステージに立った皆さんに、いきなり緊張を強いる話となりますが、誇張ではありません。

 企業を取り巻く環境は、まさに音を立てて変化をしています。その変化のスピード、大きさは、従来の経験を超えたものとなっており、各企業は業種や規模の大小に拘わらず、急激な変化への対応を迫られ、熾烈な競争を余儀なくされています。
 当社においても、もちろん例外ではありません。如何に生き抜くか、まさに毎日が戦いです。全社を挙げて、日々改革に取り組んでいます。その内容については、皆さんにも、これから理解をして頂くことになりますが、現在、当社では事業の改革の基本となる、三ヵ年の経営計画に基づいて、各部門が力を尽くして活動しているところです。
 新しく仲間に加わった皆さんが戦力となり、各部門の総力が一日も早く増強されることを、全社員が待ち望んでいます。この度、縁あって皆さんと一緒に仕事をすることとなりました。そこで、先輩の一人として、今後長い会社勤めをする上で、心掛けて欲しいことを、幾つか申し上げます。

 「企業は人なり」と云います。会社が変化に適応し、競争に勝ち残るためには、何と云っても、社員一人一人が、充分に力を持っていなくてはなりません。では、どの様に自らの力を高めて行くか、二つの視点から申し上げます。

 第一点は、溢れる情報に、如何に対応するかと云うことです。

 現在、我々は押し潰されそうになる位、多量の情報に囲まれています。この情報を選別し、真の意味するところと、自分自身の対処の仕方を、素早く判断出来る様に、努めて欲しいと思います。そのためには、日頃から旺盛な好奇心を持って、分野を問わず、貪欲に知識を吸収して頂きたいのです。あらゆるジャンルの物事に興味を抱き、何故だろう、どうしてだろうと、常に疑問を持って接する様、心掛けて下さい。そうすれば、単に雑学屋ではない、深い見識や洞察力を養うことが出来ると思います。


 第二点は、物事を積極的に捉える様に、心掛けることです。

 業務を遂行する過程では、自分の思い通りに事が運ぶことなど、まずありません。様々な障害にぶつかることになります。困難に出会ったときにどう反応するか、力の試されるときです。障害を見極め、諦めることなく、粘り強く、やり遂げるのだという信念を持ち続けて下さい。

 以上、申し上げた二つのことを心掛けて、毎日を大切に過ごして下さい。申すまでもありませんが、健康に留意することは社会人として、これはもう当たり前過ぎる位の大前提です。そして、皆さんは今後、会社の様々な機能を分担して行かれますが、常に全体の動きを理解してくれることを望みます。

 結びに、皆さんが社会人として大きく成長し、充実した生活を送られることを願って、私の挨拶とします。大きな可能性を持つ、皆さんの力に期待しています。

以 上


 
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