当社はこのほど、プラント関連の連結子会社（2社ともに）である神鋼メックス株式会社（以下：神鋼メックス）と神鋼プラント建設株式会社（以下：神鋼プラント）を本年10月1日に統合し、『株式会社神鋼エンジニアリング＆メンテナンス（略称：神鋼Ｅ＆Ｍ）』を設立することを決定致しました。これにより、神戸製鋼所グループのプラント分野における事業強化、拡大を図って参ります。

　神鋼メックスは、当社の加古川・神戸両製鉄所の設備メンテナンスならびに製鉄を中心とする産業機械プラントの建設、機器製作を中心に事業を展開しています。一方で神鋼プラントは、神戸製鋼所グループの内外において、エネルギー分野・化学分野・産業機械分野を中心とするプラントの設計・調達・施工管理を行っています。
　このたびの統合により、両者がそれぞれ保有する要員や機能を相互に補完し、プラントのプロセス設計からエンジニアリング、調達、施工管理、機器製作、メンテナンスまでを一貫して遂行できる体制を確立することになります。

　このように、事業基盤の比較的安定している設備メンテナンス事業と、技術力・価格競争力の強化に資するプラント外販事業の組合せによって、中長期的な収益基盤の強化を図り、神戸製鋼所グループのエンジニアリング分野における中核会社へと発展させて参ります。事業規模の面では、現状400億円程度の売上を2007年度には450億円に拡大する予定です。また、神戸製鋼所グループの設備要員と機能を集約することで、技術・技能継承を円滑に進めることも可能となります。

以　上

＜ご参考＞

【株式会社神鋼エンジニアリング＆メンテナンス（略称：神鋼E&M）の概要】（非上場）

【神鋼メックス株式会社の概要】（非上場）

【神鋼プラント建設株式会社の概要】（非上場）