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*トピックスの内容は発表時のものです。販売が既に終了している商品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
新型アーク溶接ロボット「ARCMAN−MP」・新型コントローラ「CA」の発売について
2005年4月8日
株式会社神戸製鋼所


株式会社神戸製鋼所 溶接カンパニーは、新型アーク溶接ロボット「ARCMAN−MP」と「ARCMAN−MP」用新型コントローラ「CA」を開発し、このほど販売を開始しました。(以下 ロボットとコントローラを合わせて、「ARCMAN−MP」とします。)

溶接ロボット市場では、90年代に大量導入された旧世代機種が、今まさに更新時期を迎えています。新型アーク溶接ロボット「ARCMAN−MP」は、当社の主力機種として95年の発売開始以来、約2,000台の納入実績をもつ人気機種「ARCMAN−RON」の後継機として誕生しました。今後は、「ARCMAN−MP」を当社溶接ロボット事業の中核をなす戦略製品と位置付け、単なる老朽化更新ではなく、ユーザーにとって付加価値の高い設備更新を強力にサポートしていきたいと考えています。尚、「ARCMAN−MP」は、初年度で300システムの販売を目標にしています。



【主な機能と特長】
「ARCMAN−MP」は、「生産性向上」と「多機能化」をキーワードに、溶接現場での問題・課題を解決する様々な機能と特長を備えています。

1. 「生産性向上」
タンデム溶接機能の強化
溶接効率の高いタンデム溶接において、溶接条件や溶接ノウハウをデータバンク化することで、操作性を向上しました。
優れた教示操作性
オペレータの作業時のストレスを軽減し、教示効率を上げます。
大画面  表示文字数3倍(RON=40文字×5行
MP=40文字×15行)
キー反応速度の向上  
CFカード採用 データの保存・読み込みの容量アップおよび高速化しました。
容量32倍以上
(RON=1.2Mbyte MP=32MByte以上)
速度 最大約300倍
2.「多機能化」
可搬能力アップ
多機能化のために種々のツールを持ち替えることができるように可搬能力をアップしました。
可搬質量  従来比140%(RON=10kg MP=14kg)
可搬トルク 従来比約200%(RON=21.9Nm MP=43.1Nm)
さらに可搬能力を上げる一方、高速化・スリム化を図りました。
各軸速度 従来比約130%(RON=110゜/sec MP=140゜/sec)
手首のスリム化 従来比約80%(手首断面径RON=107mm MP=86mm)
手首のスリム化は複雑なワークの内部にロボットのアームが入り込む時に有利となり、ワークへの適用率向上に貢献します。
コントローラの基本性能アップ
当社溶接ロボットの特長であるロボットソフト機能の更なる進化のために、ソフトを搭載するのに必要なコントローラの性能を上げました。
CPU処理速度 従来比10倍
メモリ容量 従来比4倍
今後発展するソフト機能の例としては、「複数周辺機器との協調制御」「ロボットステージの拡張」さらに、「タンデム溶接の強化」などがあります。
3. 「プラスαのリプレース」
従来機との互換性を重視
リプレース時にユーザーがもつ膨大な教示データを引き継げるように、ロボットアーム寸法および教示データ形式においてRONとの互換性を持たせました。
小型・軽量・高剛性
単に互換性を保つだけでないプラスαの性能があります。
省スペース化 最小回転半径 従来比70%
(RON=R355mm MP=R250mm)
コントローラ容積 従来比46%
軽量化  マニピュレータ 従来比約70%
(RON=315kg MP=220kg)
ロボットの小型・軽量化はシステム全体の省スペース化・軽量化に貢献します。



当社は、アーク溶接ロボット業界の中でも、建機・鉄骨・橋梁・鉄道車両といった中・厚板溶接分野においてトップシェアを持ち、ユーザーから高い評価を頂いております。また、ロボットのみならず、溶接材料、溶接電源、溶接周辺機器を含めた溶接システム全体の提供で多くの実績を残してきました。当社溶接事業の技術の粋を結集した、新型アーク溶接ロボット「ARCMAN−MP」の投入により、これまで以上に幅広いユーザーニーズに応えられる体制が整いました。今後も、ユーザーにとって最適な溶接システムを積極的に提案していきたいと考えています。


ARKMAN-MPの主な仕様





 
溶接カンパニー
 
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