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「足るを知る」
六年 米田 稔秀


 野依教授のお話の中で「足るを知る」という言葉が、一番気になる深い言葉でした。野依教授の話全てとつながっていると思いました。また、教授の今の研究もここにつながっていると思いました。
 世界の二十パーセントの人が一ドル生活をしているということはショックでした。百円では何も買えません。何を食べて生活しているのでしょう。日本の人は、足るということが分からないので、余分なものまで買いしめたりしていると思います。また、中味を飲んでしまってポイと捨てる、そういうことも増えてきていると思います。ポイ捨てされるぺットボトルだって、リサイクルすれば立派な資源なので、不要になったものもちゃんと始末していかないといけないと思います。そういう努力を積み重ねていけば、いつか「足るを知る」ことができると思います。足る以上の物は、一ドル生活している人たちに寄付すれば、現代の問題の一つ「貧困」も解決できると思います。
 ぼくが興味を持ったもう一つの問題、エネルギーについても、「足るを知る」ことによって、必要なエネルギーだけを使い、余分なエネルギーは蓄えることができると思います。教授がおっしゃった「日本のためだけでなく、世界のために。自分の時代だけでなく、 子や孫の代のために。」という言葉が心に残りました。
 他の問題も、人類が「足るを知る」という考えをしていけば、きっと解決すると思います。
 ぼくは、将来小児科医になりたいと考えています。ぼくはぜん息があります。ぼくがまだ小さいころ、ぜん息でとても苦しかった時に、かかりつけの先生がもう医院を閉める時間が過ぎていたのに診りょうして楽にしてくれました。ぼくはとてもうれしくて、あの時から、小児科医になってぜん息で苦しんでいる子供を助けてあげたいなぁと思うようになりました。教授のように、信念をもって努力したら、きっと小児科医になれると思います。
 ノーベルは研究中に弟が爆発で死んだりしたけれど「ニトログリセリンを安定させる」という夢があったから、あきらめずに研究を続けられたと思います。ぼくも、夢をもってがんばりたいです。ぼくが大人になるまでに貧困という問題が解決していてほしいけれど、小児科医になったら、ボランティアで貧しい人たちを診てあげたいなぁという気持ちになりました。
 野依教授が受賞したノーベル賞は、前の年までに人類に最も貢献した人に与えられると教えてもらいました。ぼくも、人類に役立つぼくにしかできない研究をしたいです。
 みんなが心の中に、「足るを知る」という言葉をもって、人類全体のことを考える世界を作っていきたいです。

 
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