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ナンバーワンよりオンリーワン |
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六年 松村 茉莉子
最初に野依先生は、ノーベル賞の受賞式についてお話をして下さいました。まるで私はその会場にいるようでした。そして授賞式では、会場のNのマークの所で表彰状やメダルを受け取り、その時にもらったメダルを野依先生に見せていただきました。なかなか見られないメダルだったので、すごいなと思いました。
野依先生が研究した内容についてお話を聞きました。分子における左右の事で、初め説明してもらった時、形は同じようなのにどうしてはまらないのかと思いましたが、それは左と右で分子の配列がちがうからという理由なんだなという事がわかりました。自然の中にしかないものを人工的に作り出すという研究が今、とても私達の生活に役立っていると思いました。
野依先生のお話の中で一番心に残ったのがナンバーワンよりオンリーワンの話です。オリンピックのメダルはナンバーワンだけどノーベル賞のメダルはオンリーワンだという事を野依先生は言っていましたが、私はその通りだと思いました。オリンピックではだれが一位かを競ってとったメダルだけれど、ノーベル賞は人類のために役立つ研究をした研究者の人に与えるメダルだから、それぞれにとても価値があることだなと思います。
もう一つ、お話の最後に「地球の資源には限りがある。日本のためだけではなく、君たちの子供達、孫達のために何ができるか」とおっしゃいました。例えば、今石油がとても値上がりしています。石油は、全てのエネルギーのもとになります。石油にかわる物を何か見つけられないでしょうか?毎日出るたくさんのゴミから作れないでしょうか。難しい事ですが、二十一世紀を生きる、私達が考えつけば、すばらしい事だと思います。
私は今、学校で勉強したり、友達と話したり、家では音楽を聴いたりと楽しい事がたくさんあります。でも、まだ私のオンリーワンは見つかっていません。野依先生が歩いた、赤塚山を通学しながら私のオンリーワンをいつか、見つけられたら良いなと思います。
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