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トピックス
2005年

*トピックスの内容は発表時のものです。販売が既に終了している商品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
神鋼不動産株式会社の発足について
2005年9月28日
株式会社神戸製鋼所


株式会社神戸製鋼所(以下 神戸製鋼)とコベルコ開発株式会社(以下 コベルコ開発)は、既にお知らせしている通り、2005年10月1日をもって神戸製鋼の不動産部門を会社分割し、神戸製鋼の100%出資子会社であるコベルコ開発に継承させることで、新会社『神鋼不動産株式会社』を設立します。グループのメリットを追求しながら、分社・独立し、事業特性にあった独自の経営判断を行い、事業運営の機動性・柔軟性を最大限に発揮していくことが最適であるとの判断によるものです。神戸製鋼グループにおける不動産関連ビジネスの中核を担う企業として更なる発展を目指します。

<新会社 概要>
1、 社名 :神鋼不動産株式会社
    (英文名称:SHINKO REAL ESTATE CO.,LTD.)
2、 設立時期 :2005年(平成17年)10月1日
3、 本社所在地 :神戸市中央区脇浜町2丁目10番26号
4、 資本金 :30億円
    尚、資本剰余金384億円、利益剰余金36億円を加え、450億円の資本を有します。
5、 株主構成 :(株)神戸製鋼所100%出資
6、 代表者 :代表取締役社長 藤川泰延(ふじかわ やすのぶ)
    (現 (株)神戸製鋼所常務執行役員、不動産カンパニープレジデント)
7、 従業員数 :<2005年10月1日発足時>
    (連結) 約1,500名、 (単体) 約200名
8、 売上高 :<(株)神戸製鋼所 不動産カンパニーの数値>
    2004年度実績(単独*1) 222億円、 (連結) 324億円
2005年度見込(〃 *1) 346億円、 (〃 ) 450億円
*1:上記単独売上高、222億円と346億円には、神戸製鋼社内取引金額を含む。)
<新会社 神鋼不動産(株)の数値>
2008年度目標(単独) 350億円、 (連結) 430億円
9、 経常利益 :2008年度目標(単独)  20億円、 (連結) 30億円
10、 事業内容 :不動産開発、建設、分譲、賃貸、仲介、リフォーム、ビルマネジメント、マンション管理、保険代理等の総合生活関連事業。
11、 グループ会社 :8社
(神鋼保険サービス、八戸臨海開発、ジークレフサービス、
神鋼興産建設、神鋼不動産ビルサービス、神鋼不動産エキスパ−トサ−ビス、城山開発、アオノリゾート)
補足資料
I.神鋼不動産株式会社の概要
1.会社概要
(1) 設立日:2005年10月1日
(2) 本社所在地:神戸市中央区脇浜町2丁目10番26号
(3) 役員人事
代表取締役社長  藤川 泰延
  (現 (株)神戸製鋼所常務執行役員 不動産カンパニープレジデント)
常務取締役  和田 國雄、村中 悟
取締役  北山 淳一、奥村 英樹(非常勤)
監査役  高橋 秋彦、飛岡 博明(非常勤)、宮川 丈彦(非常勤)
(4) 資本金等
 
・資本金 30億円((株)神戸製鋼所100%出資)
・資本剰余金 384億円
・利益剰余金 36億円     ⇒ 資本の部合計 450億円
(5) グループ会社(8社)
 
・神鋼保険サービス(株)  ・八戸臨海開発(株)  ・(株)ジークレフサービス
・神鋼興産建設(株)  ・神鋼不動産ビルサービス(株)
・(株)神鋼不動産エキスパートサービス  ・城山開発(株)  ・(株)アオノリゾート

(6) 神鋼不動産(株)グループの目指す企業像 
 
(1) 神戸製鋼所グループの総合生活関連の中核企業として不動産開発、建設、分譲、賃貸、仲介、リフォーム、ビルマネジメント、マンション管理、保険代理等の事業を有機的に結びつけて経営する。
(2) 信頼性が高く安定性のあるサービス・商品を提供することにより、お客様に「快適かつ安心できる生活または職場」を確保する。
(3) 神戸製鋼所およびグループ会社に不動産を中心とする各種サービス・商品を積極的に提供する。

(7)
【連結】
(1)経常利益  30億円
(2)ROA   3%以上
【単独】
(1)経常利益 20億円
(2)ROA  3%以上
2.不動産カンパニーについて
(1) 不動産カンパニーの発足:神戸製鋼所/用地開発部門と神鋼興産(株)が2002年3月に合併して発足しました。神戸製鋼所/用地開発部門は主に社有地(HAT神戸、オーズタウン、尼崎等)の再開発事業を約20年、神鋼興産は総合不動産会社として、関西圏・首都圏を中心にマンション・戸建分譲事業や賃貸事業、ビルマネジメント事業、仲介事業、リフォーム事業を約40年に渡って手掛けてきました。
(2) 合併による効果:両社の保有する事業ノウハウや経験・技術の統合により、事業強化・経営の効率化を図ってきました。共同分譲事業やビルマネジメント事業での大規模物件への参画を果たすと共に、これまで進めていた神戸市東部のHAT神戸地区や明石市大久保町のオーズタウンでの大規模社有地開発も概ね完了するなど順調に事業を展開しております。
(3) このような状況の下で、不動産カンパニーは、本年10月1日付けで、会社分割により、当社100%子会社でありますコベルコ開発(株)と統合し、社名を「神鋼不動産(株)」に改め、神戸製鋼グループにおける不動産ビジネスの中核を担う企業として新たにスタート致します。
(4) 現在の事業規模:カンパニー単独での事業規模は分譲事業の売上高は全体の40〜55%程度を占めますが、安定収益分野である賃貸、ビルマネジメント事業も35〜50%を占めております(下表参照)。
 
  04年度 05年度
不動産カンパニー売上高 22,242百万円 34,646百万円
内、分譲事業 435戸
9,574百万円
(43%)
933戸
19,876百万円
(57.3%)
内、賃貸・ビルマネ事業 11,443百万円
(51.5%)
11,497百万円
(33.2%)
内、その他事業(仲介、リフォーム、その他) 1,225百万円
(5.5%)
3,273百万円
(9.5%)
*上記、不動産カンパニー売上高には、神戸製鋼社内取引金額を含む。
(   )内はカンパニー売上高に対する比率

(5) 業界での地位は中位に位置しています。又、売上高に対する兵庫県内の比率は70〜75%程度です(下表参照)。
 
  04年度 05年度
不動産カンパニー売上高 22,242百万円 34,646百万円
内、兵庫県内 17,167百万円
(77.2%)
24,206百万円
(70%)
*上記、不動産カンパニー売上高には、神戸製鋼社内取引金額を含む。
(   )内はカンパニー売上高に対する比率

(6) 神鋼不動産グループ会社は8社となります(現状10社)。グループ全体の売上高は概ね400億円程度です。
(単位:百万円)
 
会社名 04年度売上高 05年度売上高 備考
神鋼保険サービス(株) 844 899  
八戸臨海開発(株) 703 680  
(株)ジークレフサービス 1,541 1,520  
神鋼興産建設(株) 3,883 6,947  
神鋼不動産ビルサービス(株) 3,491 3,544  
(株)神鋼不動産エキスパートサービス 203 219  
城山開発(株) 751 695  
(株)アオノリゾート 605 570  
小計 12,021 15,074  
コベルコ開発 1,491 1,333 神鋼不動産(株)
神鋼ケアライフ 3,445 3,598 神戸製鋼所直轄
合計 16,957 20,005  
II.04年度の業績と05年度の見通し
1) 04年度については、単独売上高は222億円に留まり厳しい年となったが、損益的には概ね計画通りの経常利益を確保しました。売上高が222億円に留まった理由は、不動産分譲事業において、新規土地の確保が予定通り出来なかったことにあり、今後、社有地が減少していく中では、新規土地の確保が非常に重要な課題となっていくことから、土地取得体制の整備を行い、安定的な土地確保を目指しています。又、連結ベースでは売上高は324億円、営業利益30億円となり、経常利益もほぼ計画通り確保しました。
2) 05年度については、売上高は単独ベースで346億円、連結ベースで480億円を目指しています。また、連結営業利益は50億円、経常利益は単独・連結ともに04年度以上の確保を目指しています。上半期の状況については、概ねマンション販売が順調に推移したことに加え、新規賃貸資産の稼動などもあり予算を超過達成できる見込みです。下半期は、「神鋼不動産(株)」として独立することになり、分社に係る一時費用(広告宣伝等)が発生するなどコストアップ要因もあるが、マンション販売計画を確実に達成し、売上・利益の確保を図って行きたいと考えています。
3) 現在の不動産カンパニーは本年10月1日付けで、グループ会社のコベルコ開発(株)と合併し、「神鋼不動産(株)」として独立することになりますが、新会社の事業イメージとしては、単独売上高350億円、連結売上高430億円を08年度目標としています(損益は、単独20億円、連結30億円)。
  〔08年度目標〕
  売上高 備考
不動産販売事業 200億円(57%)  
賃貸事業 80億円(23%) コベルコ開発含む
仲介・リフォーム事業 20億円(6%)  
ビルマネジメント事業 50億円(14%)  
単独計 350億円(100%) 経常利益 20億円
関係会社 150億円  
連結計 430億円(消去70億円) 経常利益 30億円
III.当面の経営課題と新中期への新たな成長戦略について
1) 当面の経営課題としては、何よりもまず10月1日に発足する「神鋼不動産(株)」の立ち上げをスムーズに実行し、早期に経営の安定化を図ることであります。そのために分譲事業については、事業環境の変化に柔軟に対応すると共に、リスク管理を徹底する中で一定規模の事業展開を行い、賃貸事業やビルマネジメント事業等の安定収益分野を拡大していきたいと考えています。  
2) 新たな成長戦略については、現在策定中の新中期経営計画(06〜10年度)で明確にしていきたいが、基本的な方向性としては、不動産開発・建設・分譲・賃貸・仲介・リフォーム・ビルマネジメント・マンション管理・保険代理等の各事業を有機的に結びつけたビジネスモデルを構築していきたいと考えています。
3) また、神戸製鋼グループにおける総合生活関連の中核企業として、不動産を中心とする各種サービス・商品を積極的に提供していきたいと考えています。

 
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