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神戸製鉄所/第3高炉改修の詳細内容について
銑鋼一貫型の高級特殊鋼供給基地として、競争力を強化
2005年10月20日
株式会社神戸製鋼所


当社はこのほど、昨年9月に発表した神戸製鉄所第3高炉の改修について、以下のとおり詳細内容を決定しました。

神戸製鉄所は、主に自動車用各種ボルト・ナット・シャフト用鋼、弁ばね・懸架ばね用鋼など、特殊鋼の中でも高度な製造技術力が必要とされる素材の生産を行っています。この度、第3高炉の改修および、既に建設に着手しているNo.5ブルーム連続鋳造機の新設によって、銑鋼一貫型の高級特殊鋼供給基地として、将来に向けた競争力の維持・強化を行います。

尚、改修工期は、大型クレーンを用いて行う「リング工法」を採用することにより、近年行われた同規模の高炉改修としては最短となる48日間を予定しています。また、改修期間中の製品供給については、鋼片備蓄などにより万全を期す計画です。

【改修工事の概要】

神戸製鉄所第3高炉は1983年4月に火入れし、本年で稼動23年目を迎えます。現在まで、安定操業を維持しているものの炉底レンガの経年劣化が進行している為、2007年11月に稼働を停止し、改修を行います。

改修時期 :2007年11月〜12月(48日間の短期改修)
工法 :リング工法
改修後の炉内容積 :2,112 m3(現状:1,845 m3
改修費用 :高炉本体で約100億円

改修にあたっては、休止期間中の生産への影響を最小限にすべく、既存炉体鉄皮を5つのリング状に水平分割して大型クレーンを用いて撤去し、同じくリング状にした新鉄皮を据付ける「リング工法」を採用します。また、炉口径、炉腹径を若干拡大し、国内唯一のオールペレット操業に適した炉体形状とし、炉内のガス通過を容易にします。これにより、炉内容積は、現状の1,845 m3から2,112 m3へと拡大します。この炉体形状の最適化による通気性改善効果により、コークス比低減が可能になります。

新高炉は、改修工事に合わせて、炉体冷却設備を強化し、炉寿命25年以上を目標とします。同時に、炉前作業環境の改善(炉前作業の遠隔化等)、環境改善設備の導入(集塵機増強等)も計画しています。

神戸製鉄所  第3高炉
神戸製鉄所 第3高炉

 
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