自動車用特殊鋼線材・棒鋼に関する包括的な技術提携を前提とした交流の開始について(2001年4月17日)


2001年4月17日
株式会社 神戸製鋼所
LUCCHINI GROUP

自動車用特殊鋼線材・棒鋼に関する
包括的な技術提携を前提とした交流の開始について

 (株)神戸製鋼所(社長:水越浩士、以下神戸製鋼)と欧州における特殊鋼線材・棒鋼のトップ・メーカーである LUCCHINI GROUP(伊)(CEO:Giuseppe Lucchini、以下ルッキーニ社)は、このほど自動車用特殊鋼線材・棒鋼に関して、包括的な技術提携を前提とした交流を開始することで合意致しました。

 神戸製鋼は、世界の特殊鋼線材・棒鋼のリーディング・カンパニーとして、広範囲に渡り自動車用鋼を生産、販売しています。一方、ルッキーニ社は傘下にAscometal社(仏)、Huta L.W社(ポーランド)などを抱え、自動車用の特殊鋼線材・条鋼の分野では欧州でトップの地位にあり、規模、品質の両面において確固たる地位を築いています。

 今回の技術提携を前提とした交流の開始により、両社が得意とする高水準かつ同品質の自動車用特殊鋼線材・棒鋼をグローバルに供給できる体制を確立することで、自動車メーカーの世界調達の動きに対応し、両社のプレゼンスを高めて参ります。

今回の技術交流に関する合意書の概要は以下の通りです。
1.技術交流の内容
1) 自動車用線材・棒鋼を対象とし、製鋼から出荷に至る製造技術をお互いに開示し、相互の品質・コスト競争力の向上をはかる。
2) 自動車の軽量・コンパクト化などに通じる商品技術をお互いに開示し、メニューの共通化をはかる。
2.技術交流の方法
年数回の頻度で、製鉄所間交流、研究所間交流を日本−欧州で交互に開催する。
3.技術交流会の開始時期
第1回目を本年5月もしくは6月に日本で開催する。

以上の交流会を通して、技術提携の具体的アイテム(特定品種の特許交換、共同研究、OEMなど)を抽出し、早期に包括的技術提携契約を結びます。

以 上

(ご参考)
【LUCCHINI GROUPの概要】
設  立:1957年
本  社:イタリア・ロンバルディア州・ブレーシャ(ミラノの東約100km)
代表者 :Giuseppe Lucchini(ジュゼッペ・ルッキーニ)(CEO)
事業内容:特殊鋼線材・棒鋼、レール、鋳鍛造品他
主要工場:Piombino製鉄所(伊)(ピオンビノ/ルッキーニ本体)
Ascometal(仏)(アスコメタル)
Huta L.W(ポーランド)(フタ・ルッキーニ・ワルシャワ)
従業員 :約11,000名
売上高 :約20億ユーロ(約2,200億円/ユーロ=110円)(2000年)
資本金 :約6億ユーロ(約660億円)
粗鋼生産:約480万d/年(2000年)

【ASCOMETALの概要】
設  立:1984年
本  社:フランス・パリ
代表者 :Alain Gevaudan(アラン・ジバウダン)(CEO)
事業内容:特殊鋼線材・棒鋼他
従業員 :約3,000名
売上高 :約7億ユーロ(約770億円)(2000年)
資本金 :約7,000万ユーロ(約77億円)
出資比率:1999年にルッキーニ・グループが買収(100%)
粗鋼生産:約138万d/年(2000年)

【Huta L.Wの概要】
設  立:1992年
本  社:ポーランド・ワルシャワ
事業内容:特殊鋼線材・棒鋼他
従業員 :約1,650名
売上高 :約6億6千万ズローティ(約200億円/ズローティ=31円)(2000年)
資本金 :約1億8千万ズローティ(約56億円)
出資比率:1992年にルッキーニ・グループとポーランド政府、銀行でJVを締結
     ルッキーニ・グループが66%を出資
粗鋼生産:約55万d/年(2000年)


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