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2001年6月21日
高耐食性薄鋼板「コーベスーパーガルファン」の開発、販売について
〜ロールフォーミング、プレス等の加工部の耐食性が従来品の7倍以上に〜
当社はこの程、従来の高合金めっき等に比べ、ロールフォーミング成形、プレス成形等の加工による疵の発生を画期的に減少させ、加工後の耐食性を大幅に向上させた薄鋼板「コーベスーパーガルファン」を開発し、販売を開始しました。「スーパーガルファン(SGF)」は、従来のZn−5%Al合金めっき鋼板「ガルファン(GF)」に、独自の特殊樹脂皮膜を被覆したもので、屋外で使用される建材向けを中心に年間30千トンの受注を目指します。 柱や床枠などに使用される建材用表面処理鋼板には、昨今の高級化(外観を重視する傾向)・長寿命化の要求の高まりに伴い、より高い耐食性が求められる状況にあります。 そのため、高合金めっき(亜鉛以外の合金濃度が高いめっき)等の開発が盛んになされています。しかしながら、既存の高合金系表面処理鋼板では、めっき層が硬い為、めっき層にクラック、剥離が発生し、耐食性を高めることが困難な状況にありました。そこで、当社は、従来の平板中心の評価から加工部重視の評価に主眼を変え、開発を進めてきました。 「スーパーガルファン(SGF)」は、耐食性が高く、加工を施してもめっき層のクラック発生が少ない「ガルファン(GF)」を下地に、その表面を特殊樹脂皮膜で被覆することによって、加工部の耐食性を大幅に高めることに成功しました。また、当社が得意とする特殊樹脂皮膜の潤滑効果によって、ロールフォーミング成形等の加工時やハンドリング時の疵の発生を抑える等の特徴も有しています。 【「コーベスーパーガルファン」の特徴】
(1) ロールフォーミング等の加工部の耐食性に優れている ・ めっき層が軟らかく加工部にクラックが少ない。 ・ 皮膜に被覆されているため、従来品のように加工によって化成処理層やめっき層の一部がはがれることが少ない。 以上の効果により、加工部の耐食性が、従来の「ガルファン」に比べ、耐白錆性が7倍以上、耐赤錆性が3倍以上に向上する。 また、ロールフォーミング時のロールの手入れ回数の減少も期待できる。
(2)
表面にキズがつきにくい 皮膜の潤滑効果により、加工時およびハンドリング時に表面にキズがつきにくい。
(3) 平板部の耐食性に優れている 従来の「コーベガルファン」対比で、耐白錆性が5倍以上、耐赤錆性が2倍以上向上する。
(4)紫外線照射後の耐食性に優れている 紫外線を照射しても、耐食性が低下しない。(従来材は、紫外線があたることによって、白錆耐食性が1/2〜1/3に低下する。)
(5)環境に優しい
表面を皮膜で被覆している為、雨水による化成処理成分(クロム等)の溶出がない。
(6)その他 端面の耐食性についても優れた犠牲防食性能(亜鉛が先に腐食することによって、鋼の腐食を遅らせる現象)を有する他、塗装時の前処理(リン酸塩処理など)が不要、表面汚れが簡単に除去できるといった特徴も有している。 今後は「コーベスーパーガルファン」を建材分野における受注拡大の柱として積極的に営業展開を行っていきます。尚、本件は既に複数のハウスメーカーで採用検討に入っており、同時に、ビニールハウス用のパイプ、農機具など他用途への展開も検討中です。 以 上 |