ALCOA社による北米日産へのアルミ板供給について


2001年9月20日
(株)神戸製鋼所

ALCOA社による北米日産へのアルミ板供給について
〜新型「Altima」でフード、トランクリッドに初採用〜

このほど、北米日産(Nissan North America,Inc.)の新型「Altima」のフード、トランクリッドに世界最大のアルミメーカーであるALCOA社製のアルミ合金が採用されました。新たに採用されたのは、「6022合金」で、日系トランスプラントがフード、トランクリッド向けアウター&インナーパネル材料にアルミを採用する初めてのケースとなります。尚、「Altima」は北米向けを対象に、既に販売を開始しており、年間19万台(約2,600tのアルミ製フード、トランクリッドを使用)の販売を計画しています。

当社とALCOA社は1990年に提携した後、1992年には輸送機器用アルミ板の研究、開発、生産、販売を目的とする合弁会社(神鋼アルコア輸送機材(株)=KATP、アルコア神鋼輸送機材(株)=AKTP)を日米それぞれに設立する等して、共同で自動車のアルミ化を進めてきました。従来、北米のBig3ではパネル材に「6111合金」を使用してきましたが、日本の自動車メーカーでは、成形性、耐食性において求められているスペック要求を満足出来ない為、使用実績がありませんでした。これらの問題を克服すべく開発された「6022合金」は、日本国内で販売されている「スカイラインGT-R」等のフードで既に採用実績のある当社の「6000系合金(6K21)」と同等の高成形性、高耐食性及び高BH(Bake Hard)性を有しています。そういった意味から両合金は「ファミリー合金」であり、日本、北米の両市場への同時供給が可能な「グローバル合金」といえます。

本モデル(Altima)への採用に向けたプロジェクトを推進するにあたり、金型製作、試作は日本国内で、量産試作以降は、米国テネシー州スマーナ工場で行われました。国内での金型製作から試作段階では当社が、量産試作以降は現地ALCOA社のエンジニアが中心となって対応しましたが、その期間中、両社のエンジニアが従来以上に交流を深め、関係がより強固なものとなりました。今後は両社によるシナジー効果を更に高め、自動車の軽量化(アルミ化)に貢献していく所存です。

以 上


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