2003年2月3日 川崎重工業株式会社(以下 川崎重工)と株式会社神戸製鋼所(以下 神戸製鋼)の両社は、昨年10月に破砕機事業において、営業・設計部門を統合した折半出資の合弁会社の設立を骨子とした基本合意書を締結し、詳細検討を行ってまいりましたが、このほど営業・設計部門の合弁会社設立と将来の製造部門も含めた製販一体会社への移行を骨子とする合弁事業契約書に調印致しました。 両社は国内破砕機市場において、ともに業界のリーダー的な立場にあり、トップクラスのシェアを有しております。製品面においては、それぞれ特定の機種に高い競争力を有している事から相互にメニュー補完が可能な関係にあります。また、破砕機事業で蓄積した技術を基に注力している環境関連事業においては、川崎重工はRPF(Refuse Paper & Plastic Fuel:古紙・廃プラ固形燃料)製造設備を中心とした古紙・廃プラリサイクル分野で、神戸製鋼は土壌浄化処理分野でノウハウを有しております。 今後は、統合効果を早期に実現するために、機能・機種の統合、生産すみわけ等の事業の効率化を前倒しで実施し、最大限の収益力の向上を図ってまいります。加えて、これまで両社が蓄積してきた破砕機関連技術を核として、競合他社の追随を許さない差別化商品の開発を推進するとともに、市場規模の拡大が期待される環境関連分野においても事業基盤を強化してまいります。これらにより、将来的には300億円の売上を実現し、将来にわたって成長可能な事業体を目指します。 なお、製造部門については、2004年下期を目途に営業・設計会社に合流させる形で製販一体統合を行う予定です。なお、製販一体会社についても、営業・設計会社と同様に折半出資とし、両社対等のパートナーシップの立場で、今後継続して詳細を協議して行きます。 以上 【営業・設計合弁会社の概要】
【川崎重工 破砕機ビジネスセンターの概要】
【神戸製鋼 機械カンパニー破砕機部/破砕機工場の概要】
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