2003年5月19日 溶接材料生産における共同出資会社設立について 株式会社神戸製鋼所(以下:神戸製鋼)とJFEスチール株式会社(以下:JFE)は、2002年5月より溶接事業の維持・強化のため、溶接材料の研究開発・生産・調達に関する提携関係構築の検討を行ってきましたが、この度共同出資による溶接材料生産会社を設立し、溶接用ワイヤの生産を集約することで下記のとおり合意致しました。新会社は本年10月1日を目処に設立の予定です。 ◆合意の内容 神戸製鋼とJFEは、共同出資による溶接材料生産会社を設立し、神戸製鋼 福知山工場、JFE 西日本製鉄所倉敷地区でそれぞれ行っている溶接用ワイヤ(ソリッドワイヤ)の生産を委託します。 ◆新会社の概要
◆期待する効果 ・生産集約(稼動率の向上)による製造コストの低減。 ◆新会社設立の背景 神戸製鋼は、従来より旧NKK向けに鋼管・厚板の溶接材料を供給するとともに、同社と共同で溶接材料に関する研究開発を積極的に進めてきました。また、JFEの発足が決定してからは、このような関係を更に発展させるべく、神戸製鋼とJFE(旧川崎製鉄溶接材料部門)との間で、広範囲な協力関係構築に向けての検討を行い、2002年7月には厚板用溶接材料、鋼管用溶接材料に関する共同研究開発契約を締結いたしました。そしてこの度、両社の共通品種の「生産集約」による製造コスト、材料購入費、物流コスト等の低減効果が期待できるものと判断し、共同出資による生産会社の設立に合意致しました。 <ご参考> 【神戸製鋼の溶接事業概要】
【JFEスチール(旧川崎製鉄)の溶接事業概要】
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