2003年6月24日 叶_戸製鋼所
PRTR法注1)に基づく、 平成13年度特定化学物質排出量実績の報告数値の訂正について
当社はこのほど、平成14年6月に栃木県経由経済産業省に提出した「PRTR法に基づく平成13年度実績」中の、特定化学物質「六価クロム化合物の大気排出量」の報告数値を以下の通り訂正しましたので、報告致します。
平成13年度、年度あたりの
六価クロム化合物の大気排出量 |
訂正前 |
訂正後 |
2,600 kg |
0 kg |
平成11年7月に公布されたPRTR法では、各種特定化学物質の年度取扱量が規定以上となる事業所において、平成13年度の排出量から、その報告が義務付けられました。 当社真岡製造所では、アルミニウム板材の塗装下地処理プロセスで六価クロム化合物を使用しています。六価クロム化合物は、PRTR法において排出量の届出が義務付けられており、当社は同法に基づき排出量の把握を行いました。 しかしながら、この下地処理後の乾燥工程において、六価クロム化合物は本来揮発しないにもかかわらず一定の割合で揮発する、との誤った算定を行ったことから、経済産業省へ「六価クロム化合物の大気排出量2,600kg」との誤った報告をするに至りました。 栃木県に対しては、去る6月19日に、この経緯を説明し、ご理解頂きました。同時に、平成13年度の年度排出量を2,600kgから0kgへ訂正した変更届出書を栃木県を通じて経済産業省へ提出しました。 経済産業省及び環境省は、平成15年3月20日に、当社の誤った報告数値で作成した集計結果を全国に公開しています。この情報に基づき、一部のマスコミにおいて、栃木県真岡市が六価クロム化合物の大気排出量の多い自治体として表現されています。 こうしたことから、当社報告数値の訂正を連絡させて頂くとともに、栃木県、真岡市、及び地域住民の方々をはじめ多くの関係者に、多大なるご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。 また、当社と致しましては、今後、報告事項に関するチェック体制の強化により、再発の防止に努めて参ります。 以上
注1) |
PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)法:特定化学物質(354種類)の排出量・移動量を、一定の取扱量がある事業者自らが把握し、国への届出を義務付けた法律。 |
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