2003年7月14日 株式会社神戸製鋼所 神鋼神戸発電所二号機の試運転開始について 当社は、2004年4月に営業運転を開始する予定の「神鋼神戸発電所二号機」の建設を進めてきましたが、このほど、建設工事が完了し、試運転を開始することとなりました。 試運転においては、電気事業法の定めに従って、主機(ボイラー・タービン・発電機)および環境装置等の各設備の調整と性能確認、安全装置の機能確認などを行います。 試運転計画の概要は下記の通りです。 なお、今回の試運転開始に伴い、8ヶ月強におよぶ試運転の安全祈願祭を7月18日(金)10:00より執り行います。 <二号機試運転の主要工程>
期間 |
工程名 |
実施内容 |
2003年7月15日
〜7月21日 |
火入れ及び昇温・昇圧テスト |
重油燃焼により、温度・圧力を徐々に上げ、ボイラーの機能確認を行います。 |
2003年7月22日
〜8月2日 |
蒸気配管洗浄 |
蒸気により主蒸気配管内のクリーニングを行います。 |
2003年8月23日
〜8月28日 |
安全弁テスト |
安全弁が正常に作動するか蒸気圧を加えてテストします。 |
2003年9月 |
負荷上昇試験 |
この時期より発電を開始します。石炭を燃焼させて徐々に発電出力を上げる試験を行います。 |
負荷遮断試験 |
設備等のトラブルにより系統遮断となった場合を想定し、発電出力を遮断する試験を行います。 |
2003年10月以降 |
燃焼試験 |
効率的な燃料制御を行えるよう自動制御の調整を実施します。 |
2004年2月 |
性能試験 |
発電所各設備の性能の最終試験を行います。 |
2004年4月 |
営業運転開始予定 |
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試運転項目の中で、主要なものは新聞へのチラシ折り込み、近隣地域へのビラ配布などにより、予め地元の皆様にお知らせする予定です。 また、試運転期間中においても必要な環境測定を行い、その結果を神戸市にご報告いたします。 当社の電力卸供給事業は、既に、2002年4月より一号機が営業運転を開始し、出力70万kwの供給を行っておりますが、二号機が営業運転を開始しますと、合計140万kwとなります。 以上 |