共同事業会社の設立について


2003年12月1日
株式会社神戸製鋼所
代表取締役社長 水越 浩士
(東証1部 証券コード5406)
エア・ウォーター株式会社
代表取締役会長・CEO 青木 弘
(証券コード 4088)
東証・大証 各一部・札証

共同事業会社の設立について

株式会社神戸製鋼所(以下 神戸製鋼)とエア・ウォーター株式会社(以下 エア・ウォーター)とは、以下2つの共同事業会社を設立し、運営することで合意しました。
1.深冷空気分離装置のエンジニアリング事業会社
2.神戸製鋼加古川製鉄所で製造する工業ガスの外販を行う事業会社
それぞれの事業について、以下説明いたします。

1.深冷空気分離装置 共同エンジニアリング会社設立について

深冷空気分離装置は、空気をマイナス200度近くまで冷却、液化し、酸素、窒素、アルゴンといった工業ガスを分離、生産する装置です。生産された酸素、窒素、アルゴンは、製鉄、化学、半導体産業など幅広い分野で使用されます。
神戸製鋼は深冷空気分離装置のプラントメーカーとして、70余年にわたる歴史を有し、中・大型装置を中心に、300基以上の販売実績を有しています。
エア・ウォーターは、工業ガスメーカーとして空気分離装置のユーザーであると同時に、自らのプラント部門で主に中・小型深冷空気分離装置の製造を行い、オンサイトプラントとして、100基の設置実績を有しています。

このたび、両社の深冷空気分離装置のエンジニアリング事業に関連する経営資源を統合することにより、互いの得意分野を補完しあうことで事業基盤を強化するとともに、技術およびコスト競争力の向上を図ります。

【新会社概要】
社 名 神鋼エア・ウォーター・クライオプラント株式会社
所在地 神戸市灘区
資本金 9,000万円
出資比率 神戸製鋼60%、エア・ウォーター40%
役 員 取締役5名(神戸製鋼より3名、エア・ウォーターより2名を派遣。うち、各1名を代表取締役、神戸製鋼より派遣の代表取締役を社長とする。)
従業員数 約30名

新会社は、2004年4月1日より営業を開始する予定です。

2.加古川製鉄所における工業ガス外販事業について

神戸製鋼は、加古川製鉄所においてガス発生装置を有効に活用し、製鉄事業用に自社で製造する工業ガス(アルゴン、酸素、窒素)や希ガス(クリプトン、キセノン)の余剰分を卸売中心に販売してきました。今後も引き続き安定した数量を販売していきたいと考えています。
エア・ウォーターは工業ガス事業強化の一環として、従来より西日本地域における新たなガスの安定供給拠点を求めていました。

こうした両社の狙いが合致し、加古川製鉄所における工業ガスの外販を、両社共同で行うことになりました。共同で運営することで、両社のガス外販事業の拡大を図ることができ、事業基盤をより強固なものとすることが出来ます。

【新会社概要】
社 名 神鋼エア・ウォーター・ガス株式会社
所在地 大阪市中央区東心斎橋1丁目20番16号
資本金 5,000万円
出資比率 エア・ウォーター60%、神戸製鋼40%
役 員 取締役5名(エア・ウォーターより3名、神戸製鋼より2名を派遣。内、各1名を代表取締役、エア・ウォーターより派遣の代表取締役を社長とする。)

新会社は、2004年4月1日より営業を開始する予定です。

以上


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