レーシングカー用スーパーチャージャー搭載車の全米王座の獲得について


2000年7月24日

レーシングカー用スーパーチャージャー搭載車の全米王座の獲得について

当社の米国子会社KOBELCO COMPRESSORS (AMERICA) INC.(コベルコ・コンプレッサ・アメリカ社 以下KOCOA)はこのほど、同社が製作したスーパーチャージャー(過給機)を搭載したレーシングカーにより、3年連続(1997〜1999年)で王座を獲得しました。
これは、全米のドラッグレースの最高カテゴリー(トップフューエル=Top Fuel)により達成されたものです。現在4年連続の王座を目指して今シーズンもトップを独走中です。

ドラッグレースは、平坦な直線の4分の1マイル(約400m)のコース上を、2台の車がシグナルを合図に全速力で発進して、その所要時間と通過速度を競うレースです。そのスピードは500km/時を超え、停止の際は減速用パラシュートを使用します。アメリカではモータースポーツ界のビッグイベントとして「インディ500」などと並んで広く知られています。

レーシングカーが大きなパワー(出力)を出すには、より多くの空気をエンジン内部に送り込み、燃料の燃焼を促進させる必要があります。スーパーチャージャーとは、クランクシャフトの回転を利用して圧縮された大量の空気をシリンダに圧送する装置です。空気を圧縮すると同一体積中の酸素量が増え、その分燃焼効率が上がるため、高いパワーを可能にします。
「トップフューエル」では毎分270リットル(燃費換算:約10m/リットル)のニトロメタンを消費する排気量8000ccのエンジンを使用し、出力は最大6000馬力に達します。

KOCOAは、アメリカの圧縮機市場において、現地に密着した生産・販売体制を確立し、オイルフリー機と冷凍機のシュアアップを図るために1988年に設立されました。オイルフリー空気圧縮機をメインメニューとして事業展開を図っており、スクリュ圧縮機のロータ製作やケーシング等の精密機械加工技術を得意としています。この技術を生かして1994年にスーパーチャージャーの独自開発に着手し、1995年にレーシングカー向けに初めて供給を開始しました。今年度は、これまでの実績をベースに大幅に受注増が予定されており、アメリカのスーパーチャージャーメーカーの中で業界第2位の地位を確保する見込みです。

以 上

(ご参考)
KOCOAの概要
設立  :1988年9月
資本金 :3,000千US$
社長  :楢木一秀
本社  :インディアナ州エルクハート(ミシガン湖南東)
事業内容:スクリュ圧縮機本体の製造、販売。スクリュ圧縮機のロータ製作およびケー
     シング等の精密加工。
売上  :7,316千US$(1999年12月期 内スーパーチャージャーの売上比率6%)
従業員数:50名(1999年3月末 内神戸製鋼からの出向は3名)
ホームページURL:http://www.kocoa.com/supercha.htm


   ホームへ

      一つ上のページへ