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環境保全協定について

環境保全協定について

※神鋼神戸発電(株)は2016年4月1日に(株)コベルコパワー神戸に名称変更いたしました。

電力卸供給事業の資金調達手段としてプロジェクトファイナンスを採用するのに伴い、神鋼神戸発電(株)を設立し事業を譲渡いたしました。これに伴い、2001年9月10日に兵庫県立会いのもと、神戸市、当社に神鋼神戸発電(株)を加えた三者で改定協定を締結いたしました。
また、改定にあたっては、旧協定の内容を引き継ぐとともに、当社が神鋼神戸発電(株)を監督、指導し両者が連帯して協定を遵守することを取り決めております。

Q.

「環境アセスメントの手続き」の中で私たちの意見は反映されているの?

A.

環境アセスメントの結果をフォローし、確実に環境保全を図ることを目的として、事後調査を実施しております。
当社は、1998年3月23日~5月6日の45日間、神戸市、芦屋市および隣接市町を含め、計15ヶ所で環境影響評価書案等の縦覧を行いました。その期間中に計4回(灘区、東灘区、中央区、芦屋市)にわたり、どなたでも参加できる説明会を開催し、その場でいただいたご意見、ご質問につきましては、当日会場にて回答いたしました。
縦覧および説明会では、合計1,111件のご意見、ご質問をいただきました。(これらの縦覧、説明会の開催にあたっては、新聞広告および行政の広報誌を通じて事前にご案内させていただきました。)

さらに、1998年6月には行政主催の公聴会も神戸市および芦屋市で開催され、合計79名の方からご意見をいただきました。
ご意見、ご質問につきましては、それぞれに当社の回答および見解を添えて国、県、市の審査会等に提出いたしました。

審査会等では、これらのご意見等や当社の回答、見解もあわせて厳正に審査いただき、それを踏まえて市長意見、県知事意見等をいただきました。
そして、市長意見、県知事意見に基づく当社の措置を環境影響評価書に記載し、神戸市に提出いたしました。この評価書は、神戸市によって公開(縦覧)されております。また、修正環境影響調査書を国に提出し、公開(縦覧)いたしました。

Q.

環境アセスメントで約束したことはきちんと守られるの?

A.

もちろん、環境アセスメントでお約束したことはしっかりと守っていきます。

当社と神戸市は兵庫県の立ち会いのもと、「神戸市民の環境をまもる条例」に基づき「環境保全協定」を、1998年12月に締結、2001年9月には神鋼神戸発電(株)の設立に伴い、改訂協定を締結しました。そのなかでは、発電所を含む事業場全体での総合的な環境保全対策を定めるとともに、その実施状況の監視および報告等について定めています。

Q.

環境保全協定では、どんなことが定められているのですか?
私たちも協定が守られているか知ることができるのですか?

A.

その1. 事業場全体のばい煙の年間総排出量について取リ決めています。

  1. 事業場全体のばい煙の年間総排出量について取リ決めています。
    • 硫黄酸化物:665トン/年以下
    • 窒素酸化物:1,306トン/年以下
    • ばいじん:現状(188トン/年)以下
  2. 発電所のばい煙濃度は、硫黄酸化物は24ppm、窒素酸化物は20ppm、ばいじんは0.01g/m3Nを越えないように管理します。加えて、ばい煙の年間総排出量を守るために、年間平均の運転管理目標濃度(硫黄酸化物6.5ppm、窒素酸化物15ppm、ばいじん0.005g/m3N)を定めています。

  3. 発電所の復水器冷却水の取放水温度差は、7℃以下とします。

その2. 環境に係るデータをご覧いただけます。

  1. 続測定を行う発電所の硫黄酸化物、窒素酸化物の排出濃度および復水器冷却水の取放水温度差を、灘浜ガーデンバーデン(健康温浴施設)および灘浜サイエンススクエア(体感型学習施設)の入り口に設置したモニターにより、みなさまがご覧いただけるようにさせていただいております。

  2. 環境保全対策についての実施状況を、毎年神戸市に報告しております。
    神戸市は、下記の内容とその検討結果をあわせて公開します。

    主な公開項目
    硫黄酸化物、窒素酸化物、ばいじんの排出濃度測定結果および年間総排出量、発電所煙道における微量物質濃度測定結果、排水口の水質測定結果、敷地境界における騒音測定結果など

  3. 神戸市にも常時監視していただいております。
    • 発電所の硫黄酸化物、窒素酸化物の排出濃度や、復水器冷却水の取放水温度差等の連続測定を行い、神戸市にテレメータで送信しております。また、神戸市ではこれらの値を常に監視して頂いております。