2000年11月16日 ラフテレーンクレーンに関する業務提携について 株式会社タダノ(以下 タダノ)及びコベルコ建機株式会社(以下 コベルコ建機)は、ラフテレーンクレーンのキャリア部の生産委託、クレーン部の部品の共通化・共同購買に関する業務提携に基本合意し、本日基本合意書を締結致しました。
1.提携の概要 ① 提携の対象機種について
② キャリア部の生産委託について
③ クレーン部について
④ 提携の効果
⑤ その他
2.背景と狙い 国内のラフテレーンクレーン需要は、バブル期の1991年度の約4,500台をピークとして、一時回復の動きがあったものの、土木建設需要の低迷によって、ここ数年は連続して減少を続け、1999年度の国内需要は約1,500台とピーク時の30%となっています。(台数は登録ベース推定値) 以 上
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(ご参考)
・国内ラフテレーンクレーン需要推移について
・会社の概要
社名 |
株式会社タダノ |
コベルコ建機株式会社 |
会社設立 |
1948年8月24日 |
1999年10月1日 ((株)神戸製鋼所の建機部門が独立) |
本社所在 |
香川県高松市新田町甲34番地 |
東京都中央区日本橋1丁目3番13号 |
資本金 |
130億円 (東証1部・大証1部上場) |
160億円 ((株)神戸製鋼所100%出資) |
代表者 |
多田野 榮 |
森脇 亞人(もりわき つぐと) |
従業員 |
1,353名(2000年9月末) |
850名(2000年9月末) |
売上高 |
610億円(2000年3月期) |
536億円(1999度下期・6ケ月間の実績) 注)1999年10月1日会社設立のため。 |
・語句説明 ① ラフテレーンクレーン ラフテレーンクレーンとは、一つの運転席で走行とクレーン操作が行える自走式クレーンです。不整地や比較的軟弱な地盤でも走行ができるほか、市街地等の狭隘地での機動性にも優れています。
② キャリア部とクレーン部 キャリア部は、クレーン下部走行体です。
・添付資料 主要な建設用クレーンの種類について 1部 |
主要な建設用クレーンの種類について
①ラフテレーンクレーン【油圧式】
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②オールテレーンクレーン【油圧式】
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③トラッククレーン【油圧式】
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③トラッククレーン【機械式】
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④クローラクレーン【テレスコピックブーム式】
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④クローラクレーン【ラチスブーム式】
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⑤その他 ジブクレーン(固定式タワークレーン)
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クレーン部分はブーム(ジブ)の構造や動力伝達方式で、【油圧式】と【機械式】があります。
キャリア部は、走行体の種類により、トラック、ホイール、クローラなどがあります。
社団法人日本建設機械工業会の99年建設機械生産実績推移によると、
①1500台、②及び③385台、④514台、ジブクレーン(固定式タワークレーン)233台、合計2632台で、ラフテレーンクレーンは生産台数ベースで約57%。
①53,698百万円、②及び③6,518百万円、④27,926百万円、ジブクレーン15,026百万円、合計103,168百万円で、ラフテレーンクレーンは生産金額ベースで約52%。