平成13年7月13日

 

神鋼神戸発電所1号機の試運転開始について

 

 当社は、神戸製鉄所において神鋼神戸発電所1号機(発電規模 70万kW:平成14年4月営業運転開始予定)の建設工事を進めて参りましたが、その最終段階として、来る7月16日より試運転を開始致します。試運転においては、電気事業法の定めに従って、主機(ボイラー・タービン・発電機)及び環境装置等の各設備の調整・性能確認、安全装置の機能確認等を行います。

 現時点の試運転計画の概要は以下の通りです。

 なお、約8ヶ月にわたる試運転の安全祈願祭を7月26日の大安吉日に執り行います。

<1号機試運転の主要工程>

期間

工程名

実施内容

平成13年7月16日

 ~7月22日

火入れ及び昇温・昇圧テスト

重油燃焼により、温度・圧力を徐々に上げ、ボイラーの機能確認を行います。

平成13年7月23日

 ~8月9日

 

蒸気配管洗浄 蒸気により主蒸気配管内のクリーニングを行います。
安全弁テスト 安全弁が正常に作動するか蒸気圧を加えてテストします。
平成13年9月 負荷上昇試験 この時期より発電を開始します。石炭を燃焼させて徐々に発電出力を上げる試験を行います。
負荷遮断試験 設備等のトラブルにより系統遮断となった場合を想定し、発電出力を遮断する試験を行います。

平成13年10月以降

燃焼試験

効率的な燃料制御を行えるよう自動制御の調整を実施します。

平成14年2月

性能試験

発電所各設備の性能の最終試験を行います。

平成14年4月

 

営業運転開始予定

 

 当社は、1995年に電気事業法が改正され民間企業の電力卸供給業が可能になったことを受けて、神戸製鉄所における電力卸供給事業を進めて参りました。1号機については、平成11年3月に着工以来建設工事を進め、現在、機器類の据付が完了し、試運転を開始するものです。

 試運転項目の中で、特に日時等を事前にお知らせする必要があると考えられるものについては、新聞へのチラシ折り込み、近隣地域へのビラ配布等により、予め地元の皆様にお知らせしたいと考えております。

 また、試運転期間中においても必要な環境測定を行い、その結果を神戸市にご報告致します。

 なお、2号機(発電規模 70万kW:平成16年4月営業運転開始予定)については、平成13年2月に着工して、現在、タービン棟およびボイラーの基礎工事を計画通り進めております。

 

 

 < 「神鋼神戸発電所」の概要 >

○ 発 電 規 模 140万kW(70万kW×2基)
○ 建  設  地 神戸製鉄所敷地内(兵庫県 神戸市灘区)

○ 電力供給開始時期

1号機―――2002年4月

2号機―――2004年4月

○ 発 電 方 式 石炭火力発電

以上

 


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